堀ちえみが「Chiemi Hori 40th プラス1 Anniversary Live 〜ちえみちゃん祭り2023〜」 で40周年の想いを語る

次のMCではドラマ「スチュワーデス物語」に触れ、この作品に出演したことで表現力がついたと振り返った。客席からの「千秋!」という呼びかけに「はい、教官!」と返す微笑ましいやり取りも。

後半は薄ピンクのドレスに着替え、「稲妻パラダイス」「クレイジーラブ」などを元気いっぱいにパフォーマンス。「ここまで来たら、みんな一緒に歌ってもらいたい」と堀が呼びかけて、「リ・ボ・ン」は会場中が大合唱となった。「Wa・ショイ!」では堀もファンもペンライトを振りながら一体感を生み出し、「青春の忘れ物」ではしっとりと歌い上げるなど、表現力の幅広さもしっかりと感じることができた。

その後もお馴染みのヒット曲をどんどんと披露し、「デビュー曲からずっと歌ってきましたが、何か歌ってない曲があります。私の転換期でもある曲です。思い出がいっぱい詰まったこの曲で皆さんとお別れしたいと思います」と言って、本編最後は堀の最大のヒットとなった5枚目のシングル「さよならの物語」を歌った。

公演後のインタビューでは、シングルを順番に並べたセットリストについて、40年という時間は堀自身だけでなくファンの人の歴史でもあるので青春時代を思い出してほしくてリリース順に歌ったと答えてくれた。そして「さよならの物語」を最後にしたのは、1983年によみうりランドイーストで行ったライブの本編最後が「さよならの物語」で、歌い終わった時に三方礼をしたのでそれを再現したことを明かしてくれた。

最後のアンコールでは、堀がTシャツに着替えてステージに登場すると「ハッピーバースデー」のが流れ、花束が贈られた。堀は「なんてサプライズなの!ビックリした。ありがとうございます」と大感激。そして、「アンコールはすごく悩んでこの曲に決めました」と言って、「CHIEMI SQUALL」「From My Heart」「名前を呼んで」の3曲を披露。この3曲は、このコンサートの直前、2月8日に発売された40周年記念のCD/DVDボックスにも収録されている楽曲。途中、紙吹雪が飛んできて、最後の曲では感極まって再び涙を流した堀。歌で元気をファンに与えてくれた堀も「ついてきてくれてどうもありがとうございました。明日からも頑張ろう!」と、ファンから元気をもらえたようだ。

病を乗り越えての復活コンサート、そして声出しOK、全シングルを披露するベスト的なセットリスト。堀ちえみの輝く歴史、そして今も変わらぬポジティブな姿を確かめることができたコンサートとなった。楽曲の良さも再確認できる公演なのでぜひチェックしてもらいたい。

文=田中隆信

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放送情報【スカパー!】

堀ちえみ 40thプラス1 Anniversary Live ~ちえみちゃん祭り2023~
放送日時:12月11日(月)01:30~
放送チャンネル:ホームドラマチャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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