エレファントカシマシがデビュー31年目に突入!支持され続ける彼らの魅力とは!?

反骨精神と同居する漢気。激情をブチまけるようなステージと時代を見据えた強いメッセージ性。ロックの魂を胸に時代を走り抜けるエレカシことエレファントカシマシは、昨年デビュー30周年を迎えた。趨勢の激しい音楽業界にあって、彼らが多くのファンから支持され続ける魅力はどこにあるのだろうか?

1981年に結成されたエレカシは、1988年にエピック・ソニーからデビュー。高い音楽性は当初から評価されていたが、売上が追い付かず1994年に契約を打ち切られてしまう。ブランクを経て1996年にポニーキャニオンで再出発、この頃からタイアップやメディアへの露出を積極的に行うようになり、1997年に転機が訪れる。

耳に残る力強いフレーズ

「今宵の月のように」がドラマ「月の輝く夜だから」(フジテレビ系列)の主題歌となり、80万枚を超える大ヒット。エレカシの名を世に知らしめることとなった。

それまでもCMやTV番組のエンディングなどに曲を提供していたが、ここまでヒットしたのは、荒野のような時代を生きる人々の心に寄り添い、共感を呼んだからだろう。
「いつの日か輝くだろう あふれる熱い涙」
そんな「今宵の月のように」のフレーズが、今も耳に残っている方は多いのではないだろうか。

その後も1999年に東芝EMI、2007年にユニバーサルミュージックへと移籍しながら、エレカシは我が道を走り続ける。2001年には長寿番組「日立 世界・ふしぎ発見!」のエンディングテーマに「孤独な太陽」、2007年にはハウス食品「ウコンの力」のCMソングに「俺たちの明日」、2012年には映画「のぼうの城」の主題歌に「ズレてる方がいい」など、数多くのタイアップをしている。エレカシと知らずとも、誰もがその曲を耳にしているはずだ。

フロントマン・宮本浩次の存在感

音楽的な魅力のほかにも、エレカシには語らずにいられない魅力がある。バンドのフロントマンで、ボーカル&ギターを担当する宮本浩次の存在だ。

圧倒的な歌唱力はもちろんのこと、髪をグシャグシャとかきむしる仕草や、鬼気迫るほど目を剥きだすなど、ライブやPVで独特のパフォーマンスを見せる。ハイテンション、かつ過激で、デビュー当時のライブでは拍手する観客に「うるせぇ!」と毒づいたエピソードもある。

破天荒で反骨精神に満ち、かと思うとホロリとさせるような歌詞とメロディで心を打つ。ロックが服を着て歩いているような男と言え、その熱い姿に心を打たれるのだ。そんな彼だからこそ、名曲を次々に生み出せるのだろう。

30周年イヤーを終え、さらに走り続ける彼ら

30周年を終え、今年、エレカシの31年目がスタートした。6月には、ドラマ「宮本から君へ」(テレビ東京系列)のために書き下ろした新曲「Easy Go」を収録した23枚目のアルバムをリリースするという。新アルバムの発売を記念し、彼らの魅力が詰まったミュージックビデオも6月3日(日)にオンエア予定だ。これからも走り続けるであろう彼らの魅力をぜひ再認識してほしい。

文=堀慎二郎

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放送情報

エレファントカシマシ スペシャル

放送日時:2018年6月3日(日)21:00~

チャンネル:100%ヒッツ!スペースシャワーTV プラス

※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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