米倉涼子が地味な銀行員から煌びやかなクラブのママに変身!スリリングな展開にも注目の松本清張作品「黒革の手帖」(2004年)

⒞テレビ朝日・共同テレビ

サスペンスの巨匠・松本清張の作品に米倉涼子が初主演した連続ドラマ「黒革の手帖」(2004年制作)。松本清張×米倉涼子といえば、今作をはじめ、「けものみち」(2006年)、「わるいやつら」(2007年)が三部作と呼ばれ、さらにスペシャルドラマ「熱い空気」(2012年)、「強き蟻」(2014年)、「疑惑」(2019年)も制作されるなど絶大な人気を誇った。その第一弾となった「黒革の手帖」で、米倉は金と欲にまみれた夜の世界を華麗にのし上がってく銀座のママを演じ、強い女性を演じたらピカイチ!なイメージを決定づけたのである。

見つめ合う富夫(仲村トオル)と元子(米倉涼子)
見つめ合う富夫(仲村トオル)と元子(米倉涼子)

⒞テレビ朝日・共同テレビ

銀行の支店に勤める原口元子(米倉)は、地味で平凡な日々を送っていた...かのように見えた。だがある日、1億2000万円もの大金が銀行内システムを通して元子の口座に移されているのを支店長・藤岡彰一(小野武彦)と次長・村井亨(渡辺いっけい)が発見、声をかけようとしたその瞬間、元子は逃げ出し姿をくらましてしまう。実はこの銀行には大口客の隠し口座が多数存在し、彼女はその金を横領したのだった。もともとは貧乏暮らしでこれまで苦労続きだった。"金に復讐してやる!"と野心を燃やす元子が選んだ道は、盗んだ金を元手に銀座のクラブ「カルネ」のママになること。高級な着物をまとい、自信をみなぎらせて銀座を闊歩する姿には、地味で平凡な銀行員のころの面影はみじんもなかった。しかし、銀座の街はそう甘くなく、一癖も二癖もある登場人物たちが元子の足を引っ張ろうと画策する。頭のてっぺんからつま先まで磨き上げた美貌と隠し口座のリストが書かれた黒革の手帖を武器に、元子はつわものどもへ真っ向勝負を挑み、巧みな心理戦を繰り広げていく。

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放送情報【スカパー!】

黒革の手帖<2004年版>
放送日時:5月31日(金)17:30~
放送チャンネル:テレ朝チャンネル2
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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