野口五郎西城秀樹郷ひろみが息の合ったコントを披露した「カックラキン大放送!!」

「カックラキン大放送!!」(衛星劇場)
「カックラキン大放送!!」(衛星劇場)

1970年台の歌謡界において絶大な人気を博し、"新御三家"と呼ばれた野口五郎、西城秀樹、郷ひろみの3人。デビューは野口が一番早く、1971年5月1日にシングル「博多みれん」でデビューした。デビュー曲こそ"演歌"だったが、2作目の「青いリンゴ」でポップス路線に変更し成功。続いて、西城秀樹が1972年3月25日に「恋する季節」でデビュー。同年11月にリリースしたアルバムのタイトル『ワイルドな17歳』の通り、"ワイルドさ"がデビュー当初から魅力だった。そして郷ひろみは1972年8月1日に「男の子女の子」でデビュー。甘い歌声とアイドル然としたルックスでたちまち人気者に。

「カックラキン大放送!!」でコントをする野口五郎、西城秀樹、郷ひろみ
「カックラキン大放送!!」でコントをする野口五郎、西城秀樹、郷ひろみ

(C)NTV

3人は歌番組など多くのテレビ番組に出演していたが、ファンにとっても馴染み深い番組といえば「カックラキン大放送!!」が挙げられるだろう。コントと歌で構成された昭和の"お茶の間バラエティ"を代表する番組の一つで、新御三家がコーナーを持っていたりして、歌手とは違う素の一面も見られるところも人気が高い理由だった。そんな「カックラキン大放送!!」で新御三家揃い踏みとなった第155回、第310回、第348回が放送されることが決定した。

(C)NTV

1979年3月30日に放送された第155回「帰らざる五郎」。タイトル通り、コント「お笑いお茶の間劇場」では、坂上家の下宿人・野口五郎がアメリカに旅立つという内容になっている。坂上家の2階建ての新築家が完成し、野口に呼ばれた郷が訪ねてきた。野口と西城が戻ってきたところで、五郎から「話がある」と言われ、3人はちゃぶ台を囲んだ。アメリカ行きを決心した野口は、坂上家の人たちが寂しがらないように、自分の代わりに郷に下宿人になってほしいというお願いをする。そんな気を遣いながらも、坂上家の人たちも野口の気持ちを察していて、快く送り出そうとしていた...。湿っぽくならないように、たとえば、ちゃぶ台を3人で囲んだときに野口が「この番組も豪華なメンバーを使うなぁ」と御三家起用をネタに観客を笑わせたり、いつも通りのカックラキン大放送らしさも感じさせてくれた。とはいえ、しばらく番組を離れる野口に花束を贈るといった演出もあり、最後は野口の目元も潤み、客席のファンの目にも涙が浮かんでいた。他に、野口主演の「刑事ゴロンボ」から郷主演の「名探偵ミスターGOO」への引き継ぎなどもあり、各コーナーで3人が共演する贅沢な回となっている。歌のコーナーでは、西城が「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」、郷ひろみが「ナイヨナイヨナイト」、野口は「送春曲」を歌唱。

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放送情報【スカパー!】

カックラキン大放送!!【西城秀樹出演回】#155(1979/3/30 O.A.)
放送日時:2024年1月9日(火)20:35~、2024年1月13日(土)12:25~

カックラキン大放送!!【西城秀樹出演回】#310(1982/4/9 O.A.)
放送日時:2024年1月16日(火)20:30~、2024年1月20日(土)12:30~

カックラキン大放送!!【西城秀樹出演回】#348(1983/2/4 O.A.)
放送日時:2024年1月23日(火)20:30~、2024年1月27日(土)12:30~

チャンネル:衛星劇場
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

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