ホロライブ・AZKiが4年7ヶ月振りの現地ワンマンであらためて歌に込める「感謝」と「恩返し」

続いてアルバム「Route If」から「エトランゼ」をしっとりと歌い上げるとMCパートを挟んで、ホロライブの全体ライブでおなじみのブライト衣装にチェンジ。「まいすとらてじー!」「リアルメランコリー」「ω猫」をキュートな振り付けとともに披露し、AZKiのゆるっとしたかわいさが爆発する。

メジャーデビューEP「3枚目の地図」に収録されたバラード「藍深く」は、AZKiが純白のドレスに身を包んでステージ上に登場。透明感のある歌声が会場に響きわたった。さらに、16歳の日常と葛藤を切り取ったボイスドラマという演出を盛り込んで、ドラマに続く形で「画⾯の中の君が好き」を披露する。歌い終えた後のMCでは、推しを応援する気持ちを歌った「画⾯の中の君が好き」の歌詞と重ね合わせつつ、チャンネル登録者数100万人突破などの最近の出来事を振り返って「みんなにいっぱい叶えてもらえました」とファンに感謝を伝えるAZKi。その気持ちを歌に込めて、終盤の3曲「エントロピー」「オーバーライト」「エンドロールは終わらない」を全力で駆け抜けていく。アンコールでは、ライブTシャツに着替えたカジュアルな姿で「いのち」「フェリシア」を歌い上げ、昼公演は終了した。

昼公演のMCでAZKiが「あとねあとね、昼と夜でセトリ全然違うんだよぉ~」と宣言した通り、夜公演はセットリストをほぼ一新。昼公演と夜公演で共通するのは2曲のみという、ファンには嬉しいステージ構成となった。

夜公演は昼公演と同じく「Lazy」でスタート。「ちいさな⼼が決めたこと」「明けない夜があったなら」の2曲を歌いながら、AZKiが「みんな、夜公演も盛り上がっていくぞー!」と叫び、夜公演の会場も一体感が急上昇。さらに、新アルバム「Route If」のロックチューン「Chaotic inner world」と「Fake.Fake.Fake」の2曲で、AZKiはアクセルをさらに踏み込んでいく。

続いて「午後8時のコーラスソング」のイントロが流れると、会場に向かっておどけたポーズをとりながら「これ、準備できてる?」と語りかけるAZKi。自身のショート動画でコール&レスポンスの課題曲のひとつとして紹介していたのが「午後8時のコーラスソング」のコーラス部分で、ライブ当日は会場と配信コメントが一体となって大きなコーラスが生まれていた。さらに、アップテンポで楽しさいっぱいの「Operation Z」「猫ならばいける」と続き、会場にはハッピーなオーラが満ち満ちていく。また、昼夜の両公演を通して、生バンドによる厚いサウンドと、無線制御のペンライトによる光の演出が、会場内の一体感とエモさを強力に引き立てていたのも印象深い。

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ライブ情報

AZKi Major Debut LiVE『声音こわいろエントロピー』
放送日時:9月17、18日(火、水)18:00~
会場:豊洲PIT(東京)
※配信チケットは9月11日(水)20:00まで販売中

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