EXILE TAKAHIROの現在地点を見逃すな!ライブ映像だけでもなく、そのバックヤードやリハーサルも楽しめる「EXILE TAKAHIRO 武道館 LIVE 2025 "HERCULES" Live&Document」

ミュージシャン

2006年に「EXILE Vocal Battle Audition 2006 ~ASIAN DREAM~」にて新ボーカルの座を勝ち取ったEXILE TAKAHIRO。その端正な顔立ちと歌唱力で人気を博していた彼が思い入れのある日本武道館で「EXILE TAKAHIRO 武道館 LIVE 2025 "HERCULES"」を開催した。

今回で3回目になる日本武道館ライブだが、TAKAHIROにとっては毎度思い入れのある特別な場所。タイトルの「HERCULES」は星座からとったものでファンと明るい星空のような風景を作りたいから。その雰囲気通り、ライブはしっとりと「Last Nigit」でスタート。自身もリハーサルで客席からの景色を綺麗だと言っていたが、ファンがいることによってステージは輝きを増した。その後も1時間ほど時に楽しく、時に聴かせるメリハリのあるライブが展開されていく。様々な経験を培ったTAKAHIROは年齢の割にかなり熟練のアーティストだなと改めて感じるようだ。

9月19日に「EXILE TAKAHIRO 武道館 LIVE 2025
9月19日に「EXILE TAKAHIRO 武道館 LIVE 2025 "HERCULES"」を開催したTAKAHIRO

勢いにのったライブが更に加速したのは、「THE RED RAIN」と「HEART of GOLD」の2曲だろう。ここで登場したØMIはファンからライブ中1.2を争う黄色声援を引き出した。それもそのはずで2人は「HiGH&LOW」でも雨宮兄弟として共演しており、そのカッコよさは数多のファンを虜にした。またTAKAHIRO個人にとってもØMIは「弟のような存在である」と語っており、公私ともに絆を深める2人の2曲は強く優しく会場を包み込んだ。

「EXILEとしてまだまだ走り抜けたい」と語るTAKAHIROは変わらない情熱が印象的。その引力のようなエネルギーはライブ終盤に差し掛かろうともファンを引き寄せて離さない。ライブ本編の終盤に披露された「COIN」はこのライブに先駆けでリリースした。本曲は自身が作詞しており、集めるのが好きだというヴィンテージコインからファンとの出会いの特別さに想いを馳せ製作したという。POPなメロディーが会場を駆け抜け、しっとりとはじまったライブは笑顔と共に幕を閉じた。

アンコールで初披露された「命の花」はTAKAHIROがEXILEにて作詞した曲。「音楽で力を与えたい」と語るTAKAHIROは昨今の痛ましい事件や災害を他の人よりも痛烈に感じているのだろう、祈りのような歌声がファンに届く。真っ直ぐな歌声が魅力的だった。

素敵な星空のラストは「Feelings」。長いライブのラストで出だしと変わらないクオリティの歌声は流石の一言。「気付けば人生の半分をTAKAHIROとして過ごしている」と語る凄さとそこに裏打ちされた努力が垣間見える。そんな彼にファンも様々なポジティブな「Feeling」をがあるだろう。大成功のライブは皆が笑顔で時間を過ごした。

「いつかスタジアムでもう一度ライブをしたい」そう語ったTAKAHIROは止まることを知らないプロフェッショナルだ。そんなストイックな姿勢に驚かずにはいられない。けれど、その根源には本人の力強さだけではなく木の根のようにしっかりと支えるファンがいるに違いない。まだまだTAKAHIROの夢を共にみながら、彼の歌の力をまた浴びにいきたい。

また、今回のエムオン!ではこのライブの舞台裏とスペシャルな一夜にも密着。ファン必見の特別映像となっている。

文=田中諒

この記事の全ての画像を見る

放送情報【スカパー!】

EXILE TAKAHIRO 武道館 LIVE 2025 "HERCULES" Live&Document
放送日時:2025年10月26日(日)22:00~、11月28日(金)22:00〜
放送チャンネル:MUSIC ON! TV(エムオン!)
※放送スケジュールは変更になる場合があります。

詳しくは
こちら

Person

関連人物