サカナクションレキシらが出演した都市型野外ロックフェス「METROCK 2018」をレポート!

都市型野外ロックフェス「METROCK 2018(TOKYO・OSAKA METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2018)」が、5月19日・20日に大阪府堺市・海とのふれあい広場で、5月26日・27日に東京・新木場 若洲公園で開催された。2013年にスタートしたMETROCKは、旬なロックバンドやアーティスト、さらにはブレイク必至のニューカマーなどが出演し、交通の便の良さも手伝って、人気がどんどん高まってきたイベントだ。最初は東京だけの開催だったが、2016年からは大阪からも開催されるようになり、METROCKへの注目度もさらに高くなっている。

5月27日、METROCK 2018の最終日。天候にも恵まれ、開場時間直後から入口近くのグッズ売り場やフードエリアが多くの人で賑わっていた。

11時30分となり、大きな風車が目印のメインステージ<WINDMILL FIELD>でKANA-BOONのライブが始まった。東京会場はこの他に、<SEASIDE PARK>と<NEW BEAT SQUARE>というステージが用意されている。KANA-BOONはMETROCK皆勤賞の常連バンドということで「シルエット」から始まり「1.2.step to you」「なんでもねだり」へと続くセットリストでいきなり会場を熱くさせてくれた。後半も代表曲のひとつ「ないものねだり」や5月30日発売のミニアルバム『アスター』から「彷徨う日々とファンファーレ」を聴かせるなど、ファンにはうれしい楽曲が続く。その勢いのまま疾走感溢れる「フルドライブ」へと展開して、最新シングル曲「バトンロード」で締めくくった。

KANA-BOON

(C)Metrock 2018 Photo by 岸田哲平

続いて登場したのはTHE ORAL CIGARETTES。MCで「オレたちは勘違いされやすい」と言っていたが、クセの強さはしっかりと彼らの個性として確立されており、「狂乱 Hey Kids!!」から始まったこの日のライブでもタイトなサウンドと妖艶なボーカルで会場を盛り上げた。6月13日に発売されたニューアルバム『Kisses and Kills』に収録されている「ReI」「容姿端麗な嘘」も披露し、まさに今の勢いが反映されたセットリストになっていた。ラストの、映画『亜人』の主題歌に起用されていた「BLACK MEMORY」は彼らの代表曲の一つとしてこれからもライブで演奏され続けていくだろう。

THE ORAL CIGARETTES

(C)Metrock 2018 Photo by 岸田哲平

ゲスの極み乙女。は「ロマンスがありあまる」で始まり、「私以外私じゃないの」「両成敗でいいじゃない」「猟奇的なキスを私にして」「キラーボール」など8曲を演奏。新しい楽曲を敢えてセットリストに組み込まず、みんなが口ずさめるヒット曲を中心に並べているのが特徴だ。川谷絵音ら、メンバー4人の意向として、「みんなで聴いて楽しめる」ということを念頭に置き、みんなが聴きたい楽曲を並べたという。4人の高い演奏力がなければ成立しない楽曲ばかりなので、それがリアルに感じられるライブはやはり彼らの良さを伝える最良の場だと言える。

ゲスの極み乙女。

(C)Metrock 2018 Photo by 岸田哲平

MAN WITH A MISSIONもゲスの極み乙女。と同じで、「Get Off of My Way」「Emotions」「FLY AGAIN」など、みんなが知っているノリのいい楽曲で盛り上げていく。オーディエンスとの一体感を生み出し、多くの人たちが彼らの音楽に合わせて踊り、汗を流していた。どの曲も熱かったが、特にラストのスケール感のある「Raise your flag」は野外フェスにうってつけの曲だった。

MAN WITH A MISSION

(C)Metrock 2018 Photo by 岸田哲平

ここで他のステージの出演者も紹介しよう。<NEW BEAT SQUARE>に登場したOfficial髭男dismはMETROCK初出演。スタイリッシュなサウンドとタイトな演奏で人気上昇中の彼らは、この日も暑い中、スーツ姿で熱いパフォーマンスを見せてくれた。今年春クールで放送され、先日最終回を迎えたドラマ「コンフィデンスマンJP」の主題歌に抜擢された「ノーダウト」では、オーディエンスが心地良いリズムに合わせて体を揺らしながら楽しそうに聴いていたのが印象的だった。

Official髭男dism

(C)Metrock 2018 Photo by 深野輝美

<SEASIDE PARK>での注目アーティストは山本彩。アイドルグループ・NMB48のメンバーとしても活躍中だが、これまでにソロ・アルバム2枚をリリースし、全国ツアーも行っている。バンドメンバーを引き連れ、アコースティックギターをかき鳴らしながら歌う「喝采」でライブはスタートした。イベントへの出演はあったが、本格的な音楽フェスに出演するのはMETROCKが初めてなので、初見のオーディエンスも多かったはずだが、1stアルバムのリード曲「レインボーローズ」、2ndアルバムのリード曲「JOKER」を立て続けに聴かせ、多くの人を巻き込んでいく。「サードマン」やCMで使われている「ひといきつきながら」といった聴かせる楽曲を挟みつつ、最後はみんながノレる「Let's go crazy」で締める。ほかのアーティストのファンにも、彼女のアーティストとしての魅力がしっかりと伝わったはずだ。

山本彩

(C)Metrock 2018 Photo by 本田裕二

<WINDMILL FIELD>の終盤、登場したのはレキシだ。レキシが出演するフェスの特徴として、観客の多くがグッズのINAHO(稲穂)を持っているということが挙げられる。レキシファン以外の人たちも購入し、売り切れになることも多いという。これを持って参加することで一体感がより得られるわけだが、この日のレキシのライブでもたくさんの稲穂が揺れていた。「狩りから稲作へ」の時、サカナクションの「新宝島」の歌詞の一部"丁寧"をもじって、"手稲"と歌っていると、サカナクションの山口一郎が突如ステージに登場。まさかのうれしいサプライズコラボに会場は大盛り上がり。ラストのライブでの定番曲「きらきら武士」まで、レキシならではの独特な空気感を味わった時間となった。

レキシ

(C)Metrock 2018 Photo by 岸田哲平

METROCK 2018を締めくくったのはサカナクション。太陽も沈み、暗くなった中でのステージは、ライティングの演出も映え、期待値も高まっていく。「サンプル」「アイデンティティ」で始まったライブは、オーディエンスも残っている体力とエネルギーをこのステージで使い切ろうかというくらい、力強い声援が飛び交っていた。「夜の踊り子」や「エンドレス」を展開していくうちに、サカナクションの世界観が構築され、フェスではあるがワンマンライブと同じような空気感が広がっていった。ホームのような安心して見ていられるムードの中で、「新宝島」など10曲を演奏。貫禄のステージと言えるパフォーマンスでオーディエンスを魅了した。

サカナクション

(C)Metrock 2018 Photo by 岸田哲平

METROCK 2018の模様は6月29日(金)に「METROCK 2018ダイジェストスペシャル」、30日(土)に「METROCK 2018 ライブスペシャル」としてエムオン!で放送される。7月には「METROCK 2018アーティストスペシャル」も放送される予定だ。現地で参戦できなかったあなたも、ぜひこの機会に熱く盛り上がったMETROCK 2018を体感してほしい。

文=田中隆信

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放送情報

METROCK 2018 ライブスペシャル

放送日時:2018年6月30日(土)18:00~

チャンネル:MUSIC ON! TV(エムオン!)


METROCK 2018 ダイジェストスペシャル

放送日時:2018年6月29日(金)23:00~

チャンネル:MUSIC ON! TV(エムオン!)

※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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