
「こんなこともやってみたり~?」と冗談めかしてファンに告げる加賀美にファンたちは惜しみない声援を送る。ファンからの希望を反映してセトリに組み込まれたという同曲に喜んだファンはとても多いだろう。

流れるように進んだ「デュオバース」と「トレモロムーン」はバラードの属性もあるロック曲。前向きになれるように後押しする歌詞に加賀美の力強い歌声が華を添えていく。伸びやかなビブラートが気持ちいい。
バンドメンバーの紹介を挟んで披露された「デストロイアガール」は平成を彩ったボカロ曲を彷彿とさせるテンポの速い、爽やかな曲。しかし、これがまた色っぽい。ここまで厚みのある低音を響かせていたとは思えない。続く本日2曲目のカバー曲「プロポーズ」も加賀美のメロさ全開。裏声の使い方が秀逸で表現力の高さに心を奪われた。

余韻に浸る間もなく、ベジータ様(R藤本)によるメッセージ動画が公開されると加賀美も嬉しそうな表情。と思ったのも束の間、はじまったのは「F」マキシマムザホルモンのカバーとなる同曲は加賀美の魅力が詰まった曲といえるだろう。速いテンポで安定感のある歌声、だみ声、デスボイス、ホイッスルボイス...技術の詰まったカバーに脱帽だ。
ここで、少し会場の雰囲気を落ち着けるかのように先の怪人との戦いで荒れたステージに工事が入る。元通りに修復されてひと段落ついたかのように思えたが、再びステージに上がった加賀美が披露したのは「LYCANTHROPE」「キャリィ」「Luminos」の3曲。先のカバーは狼煙に過ぎなかった。生で歌えるのか...という驚愕の曲から爽やかなアイドルのような曲までジェットコースターのような振り幅でファンを掴んで離さない。

走り出した加賀美の歌声はとどまることを知らない。休む間もなく「篝火」を共通衣装で歌い上げると、「PIERCE」ではROF-MAO衣装にチェンジ。「久しぶりかもしれませんね」ってはにかんだ顔とは相反する、今日一番かもしれないデスボイスが会場を支配する。ここから更に加速するのが加賀美ハヤトだ。立て続けに「22」に移行するとオンラインでみているファンたちからも「!?」のコメントが流れる。ほぼ全編、デスボイスとエッジボイスで紡がれるこの曲が生で歌唱されることに驚きを隠せなかったのだ。だが、パフォーマンスは言葉が出ないほど完璧なもので、「バケモノ」と形容する言葉がピッタリ当てはまる歌唱力だ。

歌唱直後のMCで「この曲もやりますよ~!」とはにかむ姿が愛らしい。というより、ここまで喉を使って咳払い一つもしないプロ意識の高さに加賀美ハヤトという人間性が光っている。
「ここからは少し雰囲気が変わります」と告げた加賀美はここから怒涛のカバーを披露していく。まず、「狂乱 Hey Kids!!」で高らかに口火を切ると、「刃」では剣豪として加賀美の歌声と共に殺陣がステージを舞う。力強いパフォーマンスに楽器隊のソロパフォーマンスも旋律を奏で、曲の雰囲気を更に盛り上げた。
続く「シュガーソングとビターステップ」では加賀美の同期であるSMC組の葉加瀬冬雪と夜見れなが登場。ファンたちからは怒号のような黄色い声援が飛び交う。今までの加賀美のカッコよさに2人の可愛さが見事にマリアージュされており、更に「拝啓、少年よ」では3人で共通衣装に着替え、3人で歩んだ6年の絆を確かめるような嚙み締める歌声が会場に鳴り響いた。
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イベント情報
加賀美ハヤト1st One Man Live "ALPHA ONE"




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