中川晃教三浦大知松下優也ら若手実力派が天性の美声を披露

三浦大知(左)、中川晃教(右)
三浦大知(左)、中川晃教(右)

2017年に直木賞と本屋大賞をW受賞した恩田陸の小説「蜜蜂と遠雷」。3年ごとに開催される国際的なピアノコンクールを舞台に、若き天才音楽家たちが繰り広げる競争、自身との闘い、そして美しい音の数々を言葉で紡いだ名作だ。

今年1月に、「蜜蜂と遠雷」が創りだした言葉の数々を歌と朗読で表現しながら、その旋律を立体的にピアノとオーケストラで表現した"リーディング×オーケストラ"コンサートが行われ、大成功を収めた。さらに5月には、その中で演じられた数々の名曲と言葉が新しいメロディーとコラボレーションし、東京・Bunkamuraオーチャードホールで「ひかりを聴け オーケストラコンサート コトダマの音楽界PARTⅡ」として開催されたのだ。

今回は、そんな人気公演から5月18日に行われた「ひかりを聴け オーケストラコンサート コトダマの音楽界PARTⅡ」の模様がテレ朝チャンネルで放送される。

音楽監督・指揮は、多くのドラマや映画楽曲を生み出した千住明。演奏は東京フィルハーモニー交響楽団が務め、「蜜蜂と遠雷」の作品から生まれた「月の光」、「あなたが欲しい(エリック・サティ)」、「アベマリア」、「ひかりを聴け」や出演アーティストの楽曲を披露した。

そして注目すべきは、美声に定評のある若き実力派として知られる出演者たち。多くの舞台に出演した経験を持ち、9月にはミュージカル「ジャージー・ボーイズ」に主演することが決まっている中川晃教、8月22日(水)にニューシングル「Be Myself」をリリースし、和製マイケル・ジャクソンの異名を持つ三浦大知、"奇跡の声"と評され、男性でありながら女性ソプラノの音域を持つ男性ソプラノ歌手・木村優一。そしてゲストには、ミュージカル「黒執事」、「Romale -ロマを生き抜いた女カルメン-」などの出演で知られる松下優也が登場した。「蜜蜂と遠雷」からの楽曲をそれぞれの個性を感じさせる艶のある声で歌い上げ、また各アーティスト自身の持ち歌でも観客らを魅了した。

松下優也

歌唱力抜群の彼らの歌声を、オーケストラの演奏をバックに聞くことができるチャンスはそうそうないだろう。また番組では、このコンサートについて語る千住明×三浦大知の貴重なトークも収録されている。繊細でありながらも力強く、完成されているようでまだまだこの先進化していくのではないかと感じさせる実力ある若手アーティストの美声と、オーケストラのシンクロニシティを、ぜひ味わってみてはいかがだろうか。

文=津金美雪

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放送情報

「ひかりを聴け」オーケストラコンサート~コトダマの音楽会 partⅡ~

放送日時:2018年8月4日(土)17:00~

チャンネル:テレ朝チャンネル1 ドラマ・バラエティ・アニメ

※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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