Hi-STANDARD主催、18年ぶりとなる千葉ZOZOマリンスタジアムでの「AIR JAM」に迫る!

音楽ジャンルのひとつ「メロディック・ハードコア」とは、メロディーを重視したパンクロックのことを言う。早く強烈なビートに、甘く哀愁がありつつもキャッチーなメロディーが乗る。音は当然のように爆音だ。ノリはもちろん聴く魅力とインパクトに満ち、1990年代に多くの日本の若者を夢中にさせた。

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伝説的なバンドHi-STANDARDは海外でも絶大な人気

日本における「メロディック・ハードコア」の代表的なバンドと言えば、Hi-STANDARD(以下、ハイスタ)だ。1991年に結成され、自主企画ライブやイベント、オムニバスアルバムへの参加や海外ミュージシャンのオープニングアクトを務めるなど精力的に活動を展開。1994年6月にはミニアルバム『LAST OF SUNNY DAY』を、1995年11月にはファーストフルアルバム『GROWING UP』をリリースした。

ハイスタはインディーズバンドとして活動していたが、『GROWING UP』はメジャーレーベルからの発売だった。ほとんど宣伝をしていないにも関わらず地道に売れ続け、海外と合わせて70万枚を超える売れ行きを記録したという。

1997年に発売されたセカンドアルバム『ANGRY FIST』は、初登場でオリコンチャート4位を記録。1999年には、インディーズとして3枚目のアルバム『MAKING THE ROAD』を発売。オリコンチャートで初登場3位、海外含めインディーズとしては驚異の100万枚を売り上げた。

その人気は海外にも及び、グリーン・デイやオフスプリングなどとツアーを行うほど。ハイスタは日本のインディーズシーンとパンクロックの伝説とも言うべき存在であり、当時バンドを組んでいた多くの若者に影響を与える存在だった。

ハイスタ主催のフェス「AIR JAM」も今年開催!

そんなハイスタが主催する巨大なフェスがある。「AIR JAM」だ。当初は主にインディーズで活躍するバンドが出演し、第1回目は1997年にお台場レインボーステージで開催された。

ハイスタが活動を休止した2000年からは行われなかったが、2011年に東日本大震災をきっかけとし、被災地の復興支援を掲げてハイスタもAIR JAMも再始動。横浜スタジアムで「AIR JAM 2011」が開催され約35,000人を動員した。

そして今年9月9日、「AIR JAM 2018」が千葉・ZOZOマリンスタジアムで行われた。2016年以来2年ぶり、同スタジアムでの開催は実に18年ぶりとなる。出演はBRAHMAN、マキシマム ザ ホルモン、10-FEET、そしてHi-STANDARDら全10バンド。NPOブースには募金箱が置かれ、関西や9月に北海道胆振東部地震で被災した北海道へ想いを寄せるとともに、日本の未来への想いを胸に約9時間に渡りライブを繰り広げた。

熱いビートとメロディーの中で出演者が、オーディエンスがひとつになる。そこで生まれた熱い空気は、やがて日本のすべてをひとつにするのではないか。そんな思いにさせられる「AIR JAM 2018」の模様は、11月6日(火)に放送。パンクの伝説的存在ハイスタが、新たな伝説を紡いだ瞬間をぜひその目で見てほしい。

文=堀慎二郎

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放送情報

AIR JAM 2018

放送日時:2018年11月6日(火)22:00~

チャンネル:BSスカパー!

※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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