"楽器を持たないパンクバンド"BiSHメンバーが明かす「ライブで大切にしていること」

"楽器を持たないパンクバンド"BiSHが、7月3日(水)にメジャー3枚目となるニューアルバム「CARROTS and STiCKS」をリリースする。同作は"最凶最悪最高最幸、これがBiSHの全て"と銘打ち、新曲全14曲を収録したもの。「STiCKS」EPと「CARROTS」EPに加え6曲が収録されている。

リリースを記念してMTVでは、6月24日(月)よりBiSHのスペシャルプログラムを編成。ミュージックビデオに加え2018年12月に開催されたライブの模様を送る「BiSH Video & Live Special」のほか、「MTV LIVE：BiSH Less than SEX TOUR FINAL'帝王切開'」など過去に放送したツアーのファイナル公演のライブ特番を一挙放送する。

今回、メンバーにインタビューを行い、ニューアルバムについてやライブで1番大切にしていること、今後の目標などについて語ってもらった。

――今回のニューアルバムはどんなアルバムになっていますか？

セントチヒロ・チッチ「Apple Music限定でEPを2枚出した後のアルバムなのですが、過激な顔を持った『STiCKS』と優しい顔を持った『CARROTS』が合わさったものに加えて新しい曲も入っていて、BiSHの全てを吐き出した1枚になっています。これまでいろんな曲を出してきたのですが、聴いてくださった方それぞれがそれぞれのBiSHのイメージを持ってくださっていると思うんですけど、それを壊せるような1枚になっているんじゃないかって思います！」

――"過激な顔"と"優しい顔"という二面性を全面に打ち出した同作品に込めた思いや注目してほしいポイントなどは？

モモコグミカンパニー「清掃員(=BiSHファンの総称)の方はそれぞれに『こっちの方がBiSHなんだ』っていうイメージを持っていたと思うんですけど、その概念を打ち破って『全部BiSHなんだよ』っていうのを感じてもらいたいですし、先入観なくどちらも聴いてほしいですね」

アイナ・ジ・エンド「メンバーが歌詞を書いた曲が入っているのですが、等身大で表現できたと思います。メンバーの新しい一面も知ることができたので、新しいBiSHだなって思いました」

リンリン「BiSHのファンはきれいめな曲が好きな人と激しめな曲が好きな人に分かれるんですけど、アメ(『CARROTS』)とムチ(『STiCKS』)の中でもいろんな種類があって、いろんな私たちが1度に見せられるのが面白いなって。まだライブではムチの方しかやっていないのですが、ライブをやって『完成した』って思えるものだったのでよかったです」

チッチ「(同作品は)すごく"人"っぽいなって思っていて、人って『CARROTS』のような優しい部分があったとしても『STiCKS』のような血生臭い部分っていうのが必ずあると思うので。だからすごくいいなって思っています。ライブでやったらすごく色が変わったので、これから顔を変えていきそうなアルバムだなって思っていて、BiSHの歴史の中でもすごく大事な1枚になると思います」

アユニ・D「BiSH特有の二面性があからさまに分かると思います。『STiCKS』の方は今までよりも激しく、『CARROTS』の方は今までよりも優しくなっているので、初めて聴く方も『BiSHってこういう感じなんだ』って分かりやすいと思います」

ハシヤスメ・アツコ「1年8カ月ぶりとなるアルバムで、その期間のメンバーの思いが歌詞に詰まっています。歌詞には、メンバーがいろんな経験をして生まれたいろんな感情が入っています」

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