岡崎体育、長年の夢・たまアリワンマンを振り返る「生まれてきた意味があった」

2016年のメジャーデビューをきっかけに、独創的な音楽性や、エンターテインメント性の高いライブで注目され続けてきた岡崎体育。彼が6月9日、ずっと公言し続けていた「30歳になるまでに、さいたまスーパーアリーナでワンマンライブを行う」という長年の夢をついに実現。同会場で『岡崎体育ワンマンコンサート「BASIN TECHNO」』を行い、1万8000人の観客を前に大成功を収めた。その模様が8月31日(土)に、TBSチャンネル1でTV初独占放送される。7年間ぶれることなく追い続けてきた夢を叶えた彼は、あのステージでどんなことを思い、今どんな心境を抱いているのだろうか。

――体育さんは7年前からずっと、さいたまスーパーアリーナでのワンマンライブの夢を公言し続けてきましたが、その道中にはつらいことも多かったと思います。それでも諦めなかったのはなぜでしょう?

「上京するのが当たり前という風潮の中、田舎の実家の学習机で作った音楽を世の中に発信して、それを全国の人に聴いてもらえて、地方発信のミュージシャンとしてメジャーデビューして。そして自分とはまったく縁のない埼玉という街でワンマンライブをして、1万8000人を呼ぶことができるんだぞ――というのを今の世間や世の中に提示したかった。その気持ちが大きいですね。身一つとパソコン1台で音楽パフォーマンスをすることに、すさまじいプライドを持っているんです。それをアリーナクラスの会場で成し遂げられたことに、『生まれてきた意味があったな』『やったったぞ!』と感じていますね」

――その信念があったからこそ、目標であり夢を公言し続けてこれたんですね。

「達成するために人の力が必要な目標だったので、ちゃんと周りの人や応援してくださる人に伝えないと、そういう人たちが気持ちよく動けないんじゃないかと思ったんです。ライブやフェスでも必ず最後に言葉で伝えていたので、その言霊がどんどん大きくなっていったのは自分でも感じていました。言い続けていなければ達成できなかったと思いますし、さっき『身一つ』とは言いましたが、たくさんの人が協力してくださったから実現できた夢ですね」

――体育さんはなぜあれほどまでにエンターテインメント性の高いライブで、わたしたちを笑わせてくれるのでしょうか。

「一人っ子だから、小さい頃は1人で部屋にこもって作ったものを親に見せることが多くて。それを褒めてもらうことが、すごくうれしかったんです。ライブはその延長ですね。家でしっかりと考えてきたことを披露する場所なので、自分自身の余計な感情は極力入れたくないんです。ライブの感動が湧き上がってくるのは、終演後にホテルに戻って、振り返っている時で。感動は後から何度でも噛みしめられるので、ライブの場はひたすら『岡崎体育に徹しよう』と思っています」

――アンコールの「エクレア」がとても感動的に響いてきました。体育さんはステージで、この曲について「つらかった時期に書いた曲」とおっしゃってから歌い始めましたが、あの時どんな気持ちで歌われましたか?

「昔作った歌を夢の場所で披露できたのは、やっぱり感慨深いものがあって。作った当時の気持ちが、リフレインしてくることが多かったです。『エクレア』に"想像上のステージと 想像上のオーディエンス"という歌詞があるんですけど......この曲を書いた5、6年前は本当に想像上のものでしかなかった。でもこれを歌っている今この瞬間、目の前にあるという現実は......揺さぶられるものはありましたね。音楽続けてきて良かったな、という気持ちが出てきました。出さなかったですけど」

――それが岡崎体育のプライドだと。

「プライドですね。ステージ上では感情的になりたくないから」

――出さなかったとしても、その気持ちは音楽を通じて老若男女1万8000人のお客さんに伝わっていたと思います。

「いろんな年代の人に喜んでもらえるのは単純にすごくうれしいですし、分かりやすいものが作れているんじゃないかと思っています。でもコミックソングやエンターテインメント性がある音楽は、長く聴かれるのは難しいことだなと感じていて。だから、どんどんどんどん新しいものを出していって、毎回『面白い!』と思ってもらえるようなサイクルを作っていきたいですね」

文=沖さやこ 撮影=中川容邦

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放送情報

岡崎体育ワンマンコンサート「BASIN TECHNO」~ 7年越しの想いで挑む“さいたまスーパーアリーナ”~
放送日時:2019年8月31日(土)21:00~
チャンネル:TBSチャンネル1 最新ドラマ・音楽・映画

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