大阪・ミナミを舞台にした人気漫画「ミナミの帝王」の金貸しの萬田銀次郎が誕生するまでの物語をドラマ化した「ミナミの帝王ZERO」。2019年4月から6月まで関西テレビで放送され人気を博した本作が、8月31日(土)に日本映画専門チャンネルにて全話一挙放送される。
これを記念した日本映画専門チャンネルのプレミアムイベントが、7月31日に名古屋のBM THEATERにて開催された。主人公の萬田銀次郎を演じたBOYS AND MENの小林豊をはじめ、銀次郎を支えるスペシャリスト集団「チーム銀次郎」として出演した同グループの本田剛文、辻本達規(※「辻」は正しくは「しんにょう点ひとつ」)、吉原雅斗、水野勝、田村侑久、勇翔が登壇。「ミナミの帝王ZERO」の応援上映やトークショー、ミニライブなど盛りだくさんの内容となった。
イベントは、チーム銀次郎でクレバーな"教授"を演じた本田の進行で、各メンバーの自己紹介と作中の役名によるコール&レスポンスでスタート。主演を務めた小林は冒頭からハイテンションで会場を盛り上げるが、作中で当たり屋をしていたことから、メンバーから"トークの当たり屋"といじられる場面も。
続いて「ミナミの帝王ZERO」第1話の応援上映が行われ、シリアスなストーリー展開にメンバーも客席も食い入るようにドラマを鑑賞。その後のトークコーナーでは、それぞれの役どころを、役作りや撮影中のエピソードを交えつつ紹介した。
銀次郎に英語を教える"ペラペラ"を演じた勇翔は、役作りのため金髪&カラコンでイメチェン。ファンから「カッコいい!」と歓声が上がる一方で、「ほとんど普段のままだった」とやや残念がっていたのは、パソコンが得意な"IT"役の田村だ。
裸にベンチコートという衣装で空手家の"館長"を熱演した辻本は「原作ではいかついおじさんだったから、自分に演じられるか不安だった」と当初の心境を告白。さらに、第1話で銀次郎を片手でひょいと持ち上げるシーンでは、監督から軽々と歩くように指示されたものの「(小林が)重くて腰骨がズレるかと思った(笑)」と暴露し会場の笑いを誘った。
"作中で最もアツい演技をしていたのは誰?"というテーマトークでは、「せーの」でメンバーを指差すことに。このイベントのために全話見返してきたという勇翔は、小林を指名し「コメディっぽいおちゃめな面がありつつも、物語の根っこにあるダークな部分や銀次郎の成長、そして強敵と戦うシーンにも迫力があった」とコメントした。本田も「普段ファンの前で見せるカフェオレのような"ゆーちゃむ"(小林)とは違う、ブラックな一面が見られた」とコーヒーに例えて表現。
小林は「ボイメンであり『チーム銀次郎』でもあるみんなが一緒にいて安心した。だから物語の芯となる大事なシーンでも、共にハートに刺さる芝居ができた」と語った。
ミニライブでは、はじめに本作の主題歌である「頭の中のフィルム」を歌唱。ストーリーを投影するかのような切ない表情と力強いパフォーマンスでファンを魅了した。続いてアップテンポな「サムライチョップ」、「花道ゴージャス」と計3曲を披露。客席総立ちでの大盛り上がりとなった。
ライブ終了後には、サイン入りの特製メモパッドとポスターパネルが当たる抽選会を開催し、イベントも終幕へ。最後に小林は「たくさんの人の力を借りて作品ができて、それをみんなに観てもらえて本当にうれしい。この世界をもっと広げていくために、また力を貸してください。ほな、またお会いしましょう!」と関西弁でファンに呼びかけ、会場を沸かせた。このイベントの様子も、日本映画専門チャンネルで8月31日(土)21時に放送される予定だ。
文=前田智恵美
放送情報
【「ミナミの帝王ZERO」真夏の夜の一挙放送】
「『ミナミの帝王ZERO』放送記念 BOYS AND MEN プレミアムイベント」
放送日時:2019年8月31日(土)21:00~
「ミナミの帝王ZERO」#1~#10
放送日時:2019年8月31日(土)21:25~
チャンネル:日本映画専門チャンネル
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