音楽グループ「シャネルズ」のリードボーカルとして、1980年にシングル「ランナウェイ」でメジャーデビューし、20代とは思えぬほどに洗練されたソウルフルな歌声で昭和のミュージックシーンに登場した鈴木雅之。1983年にグループ名を「ラッツ&スター」に改め、1986年にソロデビューしてからも"大人の恋"を歌い続けてきた彼は、名実ともに"ラヴソングの王様"として、幅広い年代の音楽ファンに愛され続けている、日本を代表するソウルシンガーだ。
甘さと優しさ、そして力強さを兼ね備えたボーカルが特徴の彼は、女性ボーカルとのデュエット曲でその魅力を最大限に発揮。実の姉・鈴木聖美との「ロンリー・チャップリン」や、女優・菊池桃子を迎えた「渋谷で5時」「恋のフライトタイム~12pm~」をはじめとする楽曲で、デュエット女性たちを包み込むような歌声を聴かせてくれる。
2019年にリリースした「ラブ・ドラマティック feat. 伊原六花」では、登美丘高校ダンス部の「バブリーダンス」で一躍有名になった女優・伊原六花を迎えただけでなく、2019年に放送された人気TVアニメ「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦」のオープニングテーマとして起用され、アーティスト活動39年目にしてアニソンデビューを果たした。
さらに、ライブイベント「Animelo Summer Live 2019 -STORY-」にも「アニソン界の大型新人」としてステージに登場。声優・寿美菜子、高垣彩陽、戸松遥、豊崎愛生によるユニット「スフィア」とのコラボレーションで、圧倒的な存在感と歌唱力で会場を沸かせたことも記憶に新しい。
そんな鈴木が2019年に開催した全国ツアー「masayuki suzuki taste of martini tour 2019 "Funky Flag Love Parade"」の中から、6月に東京・NHKホールで開催された公演の模様が、2/16(日)に歌謡ポップスチャンネルで放送される。
最新アルバム『Funky Flag』に収録の「愛のFunky Flag」からスタートしたライブは、冒頭から大きなサプライズが用意されていた。同曲のプロデューサーでもあるミュージシャン・布袋寅泰が、ゲストギタリストとして登場。鈴木によるコールでステージに登場した布袋の姿に、満員の会場からは大きな歓声が上がった。
エッジー&ファンキーなリズムでギターをかき鳴らす布袋と、温かくもセクシーなボーカルを聴かせる鈴木。2人が繰り広げるゴージャスなひと時に、客席からは大きな拍手が送られた。そしてアンコール明けには、伊原六花が登場しての「ラブ・ドラマティック feat. 伊原六花」も披露。PVと同じ白のドレスをまとった20歳の伊原が、堂々としたパフォーマンスと華やかな笑顔でライブに華を添えた。
アニメのタイアップをきっかけに、若いファンも急増中の鈴木雅之。デビュー以来、日本の音楽シーンのトップを走り続けてきた彼の、唯一無二の歌声とスタイリッシュなパフォーマンスに酔いしれることができるはずだ。
文=中村実香
放送情報
鈴木雅之 Masayuki Suzuki taste of martini tour 2019 “Funky Flag Love Parade”
放送日時:2020年2月16日(日)20:00~
チャンネル:歌謡ポップスチャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。
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