35歳を迎える山内惠介「充実していて年々若返ってる」【動画あり】

"演歌界の貴公子"山内惠介が5月31日(木)に35歳を迎える。それを記念して、チャンネル銀河では5月に「山内惠介特集」と題して、山内が出演する紀行番組や歌番組を一挙放送。楽しいトークや素晴らしい歌声を堪能できる特集の見どころや、プライベートについて山内に語ってもらった。

今回の特集では、出演された歌番組から紀行番組、最新のコンサートの模様までたっぷり放送されますね。

ありがとうございます。5月は僕の誕生月。5月31日(木)で35歳になりますから、お祝いしていただくような気持ちにもなりますね。35歳といえば、アラフォー。もう若いとはいえない歳だと思います。歌手としても、もはや新人ではない、中堅という感じでしょうか。でも、まだ"収まって"もいけないし、中間の年齢でしょうか？おかげさまで今が一番、充実させてもらっているので、年々若返っているような感覚です。

山内さんといえば、北海道の情景を歌った「風蓮湖」(2009年)がブレイクのきっかけでしたね。

はい。ちょうどその頃から北海道のSTVで「山内惠介の北海道ぶらり旅」をやらせてもらいました。函館や小樽から道東の阿寒湖や知床まで、北海道をくまなく見て回りましたね。ロケ撮影中にクマに遭遇してしまい、「クマったな～(困ったな)」ということも(笑)。そのとき自分の目で湖が凍っている景色や白鳥の姿を見たことが「風蓮湖」など、北海道の歌を歌うときに糧になっているんです。そうして5年以上、北海道各地を巡るうちに、だんだん北海道の方々に僕の歌も浸透していって、もともと僕は福岡の生まれですけれど、「第2のふるさとは北海道」だと言えるようになりました。

特集の目玉として「三波春夫 追善 新潟記念公演　山内惠介・市川由紀乃・三山ひろしスペシャルコンサート」も放送されます。こちらは4月に行われたばかりの公演ですね。

僕は三波先生のご令嬢・三波美夕紀先生に所作を教えてもらったこともあり、もともとご縁があったのですが、没後15年というときに僕も選んでいただいてコンサートに参加できたことはうれしかったですね。そして、新潟は三波先生のふるさとですから、そこで歌わせてもらうのは今までと違う緊張感が走りました。特に「忠臣蔵」の一幕である「長編歌謡浪曲」は8分もある曲で、1人で歌いこなすのはとても難しい。それを3人でパートを分けしました。三波先生には到底及ばないですけれど、3人で歌うという見せ方もあるんだなと思ってもらえたら、ありがたいですね。一緒に歌う由紀乃さんと三山さんには感化されながら、負けられないぞという気持ちもわきました。とにかく"なぁなぁ"でやる余裕なんてなく、みんな必死でした(笑)。

その公演も含め、毎年たくさんのコンサートをこなしていますが、健康面で気をつけていることはありますか？

やっぱり生活のリズムでしょうか。たいてい出発する2時間前には起きるようにしていますね。でも、2時間あってもお風呂入ってご飯を食べるとあっという間。だから、最近はさらに30分早く目が覚めたら起きて、朝の時間を有効に使うようにしています。起きたら必ず外に出て直射日光を浴び、朝食も必ず食べるようになりました。東京の自宅にいるときの朝食は、卵かけご飯と緑茶だけでシンプルに。炊きたてのご飯に卵白を入れて混ぜ、まずそれだけで食べます。そして、シメに黄身を入れるんです。普段は外食で味の濃いものを食べているから、ご飯と卵と緑茶という素材そのものだけで食べると、味覚をゼロに戻せるような気がしますね。

歌手といえば声が命。喉(のど)などのケアはどうしているんでしょうか？

しょっちゅう耳鼻咽喉科に行っていますよ。コンサートで「じびいんこうか」と言うと、聞きなじみがないのか、お客さんに笑われてしまうんですが(笑)。優しいお医者さんに巡り合えて、もう10年ぐらい同じ病院に通っています。山内惠介というのは本名なので、病院に偶然ファンの方がいらっしゃって、バレちゃうこともありますが、先生に「最近、惠ちゃんの声が風邪っぽい」なんて報告してくださっているみたいなんです。おかげで病院でも手厚くしていただいて、本当にファンの方の存在はありがたいです。

文＝小田慶子　撮影＝中川容邦

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