紅白に7年連続出場!演歌にポップス...山内惠介の魅力が詰まったステージ

"演歌界の貴公子"と呼ばれ、広い層から支持されている歌手、山内惠介。高校2年生の時に福岡から上京し、高校3年生になった2001年4月に「霧情」でデビュー。「ぼくはエンカな高校生」というキャッチフレーズと共に歌手活動が本格的に始まったが、すぐにヒット曲が生まれてスターになったわけではない。1年目、2年目はキャンペーンなどで各地を回っていたが、その後は歌える場所も段々と減っていったという。

そのような状況においても、2002年に「海峡雨情」と「新・海峡雨情」、2003年に「二十才の酒」、2004年に「君の酒」、2005年「流氷鳴き」、2006年「船酒場-ふねさかば-」と毎年新曲を発表している。

「山内惠介 五大都市コンサートツアー2021 ~Roots あなたを愛で奪いたい~」より
「山内惠介 五大都市コンサートツアー2021 ~Roots あなたを愛で奪いたい~」より

好転の兆しが見えたのは2007年。現在の所属事務所に移籍したのを機に、見た目も含めてイメージを一新。2009年にリリースしたシングル「風蓮湖」がオリコンの週間ランキングに50週にわたってランクインするロングヒットとなり、本人も自信をつけ、歌手として、パフォーマーとして大きく成長した。九州出身の山内が、北海道が舞台の歌でブレイクしたというのも不思議な縁のようなものを感じる。この曲のヒットがきっかけで、北海道根室市の味覚観光大使にも任命された。

2013年には舞台「曽根崎心中」で主演を務め、その劇中歌の「恋の手本」がオリコンの週間ランキングで初のトップ10入りを果たした。下積み時代にも歌に磨きをかけ、自分の歌手としてのスタイルを形成していたからこそ大きく花を咲かせることができたのだろう。

2015年に「NHK紅白歌合戦」に初出場して以来、連続で出場。今年も発表された出場者の中に山内惠介の名前もあり、7年連続7回目の出場が決定した。

そんな山内惠介が10月14日に東京国際フォーラム ホールAで行った「山内惠介 五大都市コンサートツアー2021 ~Roots あなたを愛で奪いたい~」が12月19日(日)にフジテレビTWOで放送される。ツアータイトルは約8年ぶりとなるカバーアルバム『Roots』、そして同アルバムにボーナストラック的に収録されているオリジナル新曲「あなたを愛で奪いたい」から付けられたもの。

今年、20周年を迎えた山内。このコンサートでは新曲「あなたを愛で奪いたい」や最新シングル「古傷」をはじめ、デビュー曲の「霧情」、ブレイクのきっかけとなった「風蓮湖」といった代表曲のほか、カバーアルバム『Roots』に収録されている山内にとっての音楽的ルーツとなる楽曲を披露。さらに、大瀧詠一や浜田省吾などの"今挑戦してみたいと思った"楽曲も聴かせてくれている。

演歌に限らず、いろんなジャンルで"歌手=山内惠介"の魅力が存分に味わえるスペシャルなステージ、そして貴重な独占インタビューも放送される本番組をチェックしたい。

文=田中隆信

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放送情報

山内惠介 五大都市コンサートツアー2021 ~Roots あなたを愛で奪いたい~
放送日時:2021年12月19日(日)17:30~
チャンネル:フジテレビTWO ドラマ・アニメ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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