「キス職人」のイメージを吹き消す荒々しさ！ソ・イングクの野性味溢れる姿に魅了される壮絶なサバイバル

前回のインドシナ編とは打って変わって、モンゴルは海のない内陸国。ドラマ撮影後、休みも取らずに合流したイングクだけに、ジャングル生活1日目、焼きガエルを食べた後にダウン。チームドクターに点滴を打ってもらうというアクシデントが当時話題となったが、そこは天性のサバイバー。その後はしっかり復活して、モンゴルの大自然を舞台にそのサバイバル能力を遺憾なく発揮した。

隊長のキム・ビョンマンと一緒に草原を馬で駆け、「野性が生きている感じで本当に刺激的だった」と爽やかな笑顔を披露しているイングク。日韓で活躍中のカンナムとの魚釣り対決では、落ちていた手袋を釣ってしまい照れ笑いを浮かべるなど、随所に愛嬌も覗かせている。

そして釣った魚は夜、焚火で焼いて豪快にかぶりつく。映画やドラマで見せるスマートな物腰とは一変、男らしい生命力を滾らせた素の魅力が溢れ出す瞬間だ。朝、ゲルから起き出すと、空にかかる雲が虹色に染まる珍しい現象を発見して大はしゃぎ。「癒される！元気になった」と少年のように無邪気な笑顔を見せる姿も好感度満点だ。

ライジングスターとして注目を集めていた7年前、モンゴルの平原を颯爽と駆け抜けるイングクの姿を見れば、固定したパブリックイメージにいつまでも囚われず、活躍の幅を広げていった現在の活躍ぶりは当然のように思える。無限の可能性を秘めていた当時のイングクの野性味溢れる魅力を"再発見"できる、貴重なリアルバラエティと言えそうだ。

文＝酒寄美智子

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