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そして、そんな新妻に初っ端から押され気味の夫・少典有琴の様子が何ともチャーミング。宮廷の王女らしからぬ奔放な言動を見せる夜曇は、泣いたり笑ったり叫んだりと、喜怒哀楽をストレートに表現するタイプで、自身とは正反対の夜曇に面食らう有琴の戸惑いが妙に微笑ましい。ストーリーが進むにつれ、そんな夜曇に愛おしさを募らせていく姿もまた尊い。
さらにシンシューは、有琴が切り捨てた欲念である"神識"と呼ばれる別人格も演じ、1人4役にチャレンジしている。高貴な王子とは一変して、お金の亡者である殺し屋や、女好きの絵描きといった人格を声や表情、仕草などで演じ分ける実力は見事というほかない。
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「東宮~永遠(とわ)の記憶に眠る愛~」でシンシューの存在を知ったファンには、コミカルな振る舞いを見せる今作の少典有琴役は、きっと新鮮に映るはず。4役の多彩なキャラクターの変貌ぶりも楽しく、硬軟を織り交ぜた表現者としての魅力を存分に味わえる配役と言えるだろう。
中国の古典「山海経」を参考に壮大なスケールで紡がれる今作ならではのファンタジックな世界観にどっぷりと浸りながら、中国ロマンス史劇の新たなプリンス、チェン・シンシューの魅力を堪能してみては?
文=酒寄美智子









