シーズン2への期待が膨らむ!パク・ソジュンハン・ソヒの移ろう関係性にも惹かれる「京城クリーチャー」

Netflixシリーズ「京城クリーチャー」
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一方、ハン・ソヒが演じるチェオクは、幼い頃から父と2人で厳しい現実を生き抜いてきた骨太なキャラクター。古物屋で壊れたバイクを値切って購入し、その場で瞬く間に修理してしまうというサバイバル能力に長けた一面も。テサンに群がる女性たちとは似ても似つかない、孤高のヒロイン像をソヒがクールに演じている。

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第1話には、正反対のテサンとチェオクが、出会い頭に警戒心剥き出しで対峙する一発触発のシーンも登場する。ナイフを突きつけるテサンに、チェオクが強烈な回し蹴りで応戦。

ソヒと言えば、昨年リリースされたBTS・JUNG KOOK(ジョングク)の「Seven」のMV出演でも注目を集めたが、「マイネーム: 偽りと復讐」(2021年)でも称賛された、切れ味鋭い本格派のアクションには改めて驚かされた。そしてチェオクの長い髪がハラリと解けた瞬間、その艶めかしさに目を奪われ、テサンの動きが一瞬止める。物語においてはそれほど重要ではない些細なシーンだが、この先のロマンスを予感させる、ドラマティックな演出に目を奪われた。

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1月に配信されたパート2では、"怪物"を取り巻く謎に加え、命懸けの潜入を乗り越えたテサンとチェオクの深まる関係性もじっくり描かれるが、その余韻が冷めやらないうちに、シーズン2の特報映像が解禁されたことも話題を呼んだ。パート2のラストから"78年の歳月"が経過した現在のソウルが映し出され、そこにはテサンではなく"ホジェ"という名前で呼ばれるソジュンが佇んでいる...という意味深なシーンだ。

彼の首の後ろには手術痕と思しき傷があり、呼ばれた男の声ににっこりと笑顔を向ける――前シリーズの不穏さは微塵も感じられないが、テサンと"ホジェ"との繋がりが気になるところ。シーズン2の新たな展開を楽しみに待ちつつ、まずはシリーズの軸となる"京城"の世界観にどっぷりと浸ってみてほしい。

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文=酒寄美智子

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<配信情報>【Netflix】

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