あらためて見返したいチャン・グンソク~「ラブレイン」

チャン・グンソクと言えば、端正な顔立ちで韓国のみならず日本でも高い人気を誇り、"アジアのプリンス"という異名を持つ人物。俳優としてはもちろん、歌手やMCなど多方面で才能を発揮し、今年3月から韓国で放送のドラマ「スイッチ-世界を変えろ」では、天才詐欺師と検事の2役に挑戦している。彼につい惹かれてしまう理由の1つに、劇中で見せるグンソクの豊かな表情があると思う。

彼の人気に火が付いた2009年のドラマ「美男ですね」では、外見は完璧だが俺様キャラクターできつい性格のバンドリーダーに扮し、2010年には「メリは外泊中」で成功に興味がなく自由気ままに暮らすバンドマンを演じた。2013年出演の「キレイな男」では、誰もが認める国宝級に美しい男が、内面を磨いていくという役どころ。一見クールな青年が、困難や恋愛などを通じて、ありのままの自分になっていく。グンソクが劇中で鋭い目つきから、少年のような笑顔になる瞬間に、世の女性は彼のギャップを感じ、キュンとしてしまうのではないだろうか。

 

(C)YOON'S COLOR

ふたつの時代を舞台に、父親と息子の1人2役にチャレンジしたドラマ「ラブレイン」(2012年)は、グンソクのさまざまな表情を見るにはうってつけの作品だ。1970年、ベンチに座る女学生ユンヒ(ユナ)を見て、3秒で恋に落ちたイナ(グンソク)。次第に2人は愛を育むようになるが、ある理由から別れることに。その後、お互いに子どもを持った彼らは現代で再会。そして彼らの子ども同士も出会い、恋に落ちていく。同作では時代を超えてつながっていく"運命的な愛"が描かれている。グンソクが演じるのは韓国大学美術学科に通う御曹司で、天才的な絵の才能を持つ美大生のイナ。そして、その息子である毒舌家で自信家のフォトグラファー、ジュン。1970年代が舞台となるイナ役では、内気さと繊細さを表現し、おなじみのアイラインも封印してやわらかな雰囲気に。一方現代のジュン役では、持ち前のカリスマ性を存分に発揮して、見事なプレイボーイを演じている。物語のキーポイントで降っている雨も、彼の演技や表情を豊かにするアイテムとなっているので注目だ。

 

(C)YOON'S COLOR

「ラブレイン」は、1作品でグンソクの2つの顔を見ることが出来る作品。正反対な2役なだけに、彼が見せるそれぞれの表情を楽しめる。ぜひ今一度改めて見返してみてはいかがだろうか。グンソクのギャップにキュンとなることは必至である。

文=津金美雪

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放送情報

ラブレイン

放送日時:2018年6月18日(月)12:35~

チャンネル:テレ朝チャンネル2 ニュース・情報・スポーツ

※毎週(月)、(火) 11:30~

※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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