パク・ボゴムペ・スジに漂う本物のカップル感...映画「ワンダーランド」を象徴するデュエットも心に残るロマンティックな名場面

Netflix映画「ワンダーランド: あなたに逢いたくて」
Netflix映画「ワンダーランド: あなたに逢いたくて」

この不思議な物語に観客を誘うのが、バイ・リーのエピソード。自らの死期を悟った彼女は、遺していく娘・ジアのため、そして幼い頃からの夢だった考古学者として仮想空間で生きることを希望してワンダーランド社と契約する。

「友達のような母になりたかった。やり直したい」と切に願うリーの母性をタン・ウェイが繊細に表現した。また、その死後、仮想空間で出会った彼女に特別な感情を抱くソンジュン役のコン・ユの浮世離れした存在感も、世界観によく合っている。

Netflix映画「ワンダーランド: あなたに逢いたくて」
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ワンダーランドの利用者たちはみな、寂しさや欠乏感を抱えている。対して、サービスの運営側であるヘリとヒョンスは少し違う。自らも仮想空間にいる両親とコンタクトを取り続けるヘリだが、仮想空間に依存してはいない。彼女を守っているのは、同僚以上恋人未満なヒョンスとの現実世界での心の繋がりだ。微笑ましい2人の関係性を、ユミとウシクが温もり感溢れる佇まいで演じている。

Netflix映画「ワンダーランド: あなたに逢いたくて」
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そして本作で最も切ないロマンスが、テジュ&ジョンインのエピソード。事故により意識不明となり、病院のベッドで眠り続けるテジュが恋しくて、サービスを利用するジョンイン。"宇宙飛行士"という設定で仮想空間に生きるテジュは、優しく思いやりがある完璧な恋人だ。頭痛薬が部屋のどこにあるかも、ジョンインが仕事に間に合うためには何時に起きなければいけないかも知り尽くしている。

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<配信情報>【Netflix】

Netflixシリーズ「ワンダーランド: あなたに逢いたくて」独占配信中

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