パク・ボゴム&ペ・スジに漂う本物のカップル感...映画「ワンダーランド」を象徴するデュエットも心に残るロマンティックな名場面
- 韓流・海外スター
- 2024.08.20
そんな2人の愛情に満ち溢れた関係性を象徴する名場面の1つが、ジョンインのリクエストに応えてテジュが歌う場面。ボゴム自身もインタビューで一番印象に残ったシーンに挙げている1シーンで、テジュがウクレレを弾き、笑いかけながら歌う夢のような光景の中に、いつしかジョンインも入り込んでいく。
このOST「WISH: Wonderland is here」は、「G線上のアリア」をもとに編曲したナンバーで、ボゴム自身も作詞に参加。撮影直前まで一緒に練習していたという2人の仲睦まじい空気感もあってか、ジョンインとテジュの親密さが手に取るように伝わってくる。韓国では"国民の彼氏"と称されるボゴムと、"国民の初恋"と言われてきたスジならではの、何ともロマンティックな名シーンに仕上がっている。
だが、現実世界のテジュが奇跡的に目を覚ましたことから、ジョンインの中の"テジュ像"が崩れ始める。事故の後遺症により、これまでとは別人のような言動を見せる現実のテジュに「あなたらしくない」と不満を募らせていくジョンイン。でも"テジュらしさ"って何?
ジョンインの葛藤を通して、問いかけてくる"その人らしさとは一体何なのか?"というテーマに心を揺さぶられ、仮想現実が内包する危うさにも気付かされる本作。何より"理想のAI彼氏"と"生身の人間"を演じ分けたボゴムの2面性にも魅了される奥深い1作だ。
文=酒寄美智子
<配信情報>【Netflix】
Netflixシリーズ「ワンダーランド: あなたに逢いたくて」独占配信中
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