昨年秋に韓国芸能界に電撃カムバックして以来、精力的なソロ活動を展開するG-DRAGONを筆頭に、7月26日(土)の韓国・ソウル公演を皮切りにソロとして初のファンミーティングツアーをスタートさせるSOL(TAEYANG)、7・8月にアジアツアーの日本公演を控えるD-LITE(DAESUNG)と、活発な動きを見せるBIGBANGのメンバーたち。最近はお互いのステージにサプライズ登場することもあり、来年に迫る結成20周年に向け、再結集への機運が高まりつつある。

そんなBIGBANGを2021年に脱退したT.O.P。最近ソロとしての音楽活動再開を自ら"予告"したことでも話題を呼んでいるが、本名のチェ・スンヒョンとしてグループ在籍時から俳優活動を行い、Netflix「イカゲーム」 シーズン2では、自身と重なるラッパー"サノス(230番)"役で出演。「監督と話し合いを重ね、綿密に設計した」と本人が語る、強烈な個性を放つキャラクターが、"怪演"として反響を得たことが記憶に新しい。

俳優としても15年以上のキャリアを持つT.O.Pの初期の代表作といえば、BIGBANG時代に出演した映画初主演作「戦火の中へ」(2010年)だ。名作「私の頭の中の消しゴム」のイ・ジェハン監督がメガホンをとり、朝鮮戦争で儚く散った15歳の学徒兵が遺した手紙に基づき、歴史の真実を明らかにしていく。本作での演技が高く評価され、"韓国のアカデミー賞"とされる「青龍映画賞」など数々の新人賞を総なめにした。