キム・ウビンとペ・スジが「むやみに切なく」で演じた悲運の恋から9年...「魔法のランプにお願い」で繰り広げる風変わりなロマンスの行方
韓流・海外スター


今作では、感情が欠落し幼少期から生き物を殺したがるサイコな女性を演じる上で、感情を表に出さないポーカーフェイスを貫いており、淡々とした喋り方など冷たいオーラを纏った姿は、新境地だが説得力抜群。時折狂ったような笑顔を浮かべる一方、衝動を抑える様子などサイコパスゆえの苦労も繊細に表現している。

願いを叶えて堕落させたいジーニーと特に願望がないガヨン。互いに役者として成長を経ての再共演で、ウビンとスジは利害がまったく一致しない水と油のような関係性が徐々に近づいていく機微を2人で作り上げている。
嫌気や怒りを態度にするガヨンにジーニーがビビったり、はたまた歯向かったり...と、ウビンのリアクションを中心に主従関係を表現。一方、突如飛び出すガヨンの告白にジーニーが戸惑いつつも男を見せるキスシーンなど、基本的にコミカルな表現が多い分、甘いシーンの濃度が増しており、ついついドキッとさせられてしまう。

前回と180度異なる再共演で、変わらぬケミストリーを発揮しているキム・ウビンとペ・スジ。ランプの魔人とサイコパスという一風変わったロマンスがどのような方向に結実していくのか、行末を見届けてほしい。
文=HOMINIS編集部
配信情報【Netflix】
Netflixシリーズ「魔法のランプにお願い」
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