人気韓流スター、ヒョンビンが9月25日に43歳の誕生日を迎えた。今年配信予定のドラマ「メイド・イン・コリア」では、「私の頭の中の消しゴム」などで知られる名優チョン・ウソンとの共演も話題に。2大スターによる本格サスペンスシリーズを、韓ドラファンたちは心待ちにしている。
ヒョンビンと言えば世界的な大ヒットを記録した主演ドラマ「愛の不時着」(2019年)でのエリート将校役も印象深い。同作のヒロインを務めたソン・イェジンとドラマさながらに交際へと発展し、2022年に結婚。第1子にも恵まれて父となり、公の場で見せる穏やかで柔らかい雰囲気に、愛する妻子と過ごす私生活の充実ぶりが窺える。
しかし、ドラマ・映画にひとたび身を投じれば、作品の世界観に入り込んで印象をがらりと変える。近年は、クリミナルアクション「コンフィデンシャル:国際共助捜査」(2022年)や実話に基づくサスペンス「極限境界線 救出までの18日間」(2023年)などシリアス演技が求められる作品への出演も続く。そして、映画「ハルビン」(2024年)もまた、彼が歴史的な人物を演じた重厚な社会派作品となっている。
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11月7日(金)にWOWOWシネマで放送される「ハルビン」は、中国・ハルビン駅で日本の初代総理大臣・伊藤博文が、抗日独立運動家アン・ジュングン(安重根)に暗殺された史実を背景にした歴史サスペンスだ。「KCIA 南山の部長たち」(2020年)も高く評価されたウ・ミンホが監督を、「パラサイト 半地下の家族」(2019年)のポン・ジュノなど多くの名監督とタッグを組んできたホン・ギョンピョが撮影監督を務めた。
モンゴルやラトビアなど3ヶ国で大規模ロケを敢行し、当時に思いを馳せながらリアルな映像を作り上げている。韓国のゴールデングローブ賞ともいわれるアワード、百想芸術大賞では最優秀作品賞とホン・ギョンピョが撮影監督としては初の快挙となる大賞を受賞した。
本作でヒョンビンが演じるのは、祖国の独立に命をかける孤高の男アン・ジュングン。韓国が事実上日本の保護下にあった1908年、彼は祖国の独立を目指して大韓義軍を率い、咸鏡北道のシナ山で日本軍に勝利を収める。万国公法(国際法)に従って戦争捕虜の日本人を解放するが、その後、逃した捕虜から情報を得た日本軍の急襲を受けて多くの犠牲を出してしまう。
アン・ジュングンは失意の中でロシアにある隠れ家に帰り着くも、同志からの信頼も失われていた。やがて韓国統監を辞したばかりの伊藤博文が大連からハルビンに向かうとの情報を得て、亡くなった同志たちのために自分ができることをしようと決意を固める。
放送情報【スカパー!】
ハルビン
放送日時:2025年11月7日(金)21:00~
チャンネル:WOWOWシネマ
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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