Ⓒ STUDIO DRAGON CORPORATION
年下男子のスンロクは、仕事では徹底して合理性と自分なりのルールを重視する完璧主義者。甘いマスクとは対照的に、時に毒舌なツッコミを放ち、人との交流で余計なエネルギーを使わない"省エネ"な性格でもある。つまり、ユミがこれまで出会ってきた男性とは少し異なるタイプだ。
だからこそ面白いのが、そんなスンロクの冷静な仕事ぶりと恋心のギャップだ。最初は自分なりの原則を崩さず、ユミに対しても距離を保とうとする。それでも、彼女と関わるうちに抑えていた感情が少しずつ動き始める。
普段は感情を表に出さないのに、心を許した相手にはふっと表情が緩む。その瞬間にのぞかせる子犬のような愛らしさも、スンロクの大きな魅力だ。冷静で合理的に見える人物が、恋愛では思いがけない一面を見せていく――そこにキム・ジェウォンの表現力が重なる。
特に印象的なのが、仕事中とプライベートで見せる表情の違いだ。スーツにメガネを合わせた隙のない仕事モードから、メガネを外し、前髪を下ろしてリラックスした姿へ。ビジュアルの変化だけでなく、ユミとの距離が縮まるにつれて少しずつ見えてくる素の表情が、スンロクというキャラクターをより立体的に見せている。
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対するユミは、これまでの恋愛を経て、恋に対してより慎重になっていた。作家として成功し、自分の人生を自分で選べる女性になった一方で、穏やかな日常にはどこか物足りなさを感じていた。そんなユミの前にスンロクが現れたことで、再び脳内の細胞たちが大騒ぎし始める。
ここでキム・ゴウンが見せるのが、ユミの心の揺れを大げさにせず、表情や間で伝える繊細な演技だ。スンロクへの怒り、戸惑い、そして思いがけないときめき。細胞たちによるコミカルな反応と、キム・ゴウンのリアルな表情が重なることで、ユミ自身も気づかない複雑な感情まで浮かび上がってくる。











