除隊後、復帰ドラマで見せた人気俳優チョン・イルの"本気度"

5月24日・25日、東京・大阪で行われたファンミーティングも、チケットが完売という人気ぶりを見せたチョン・イル。そんな韓国国内にとどまらない人気を誇る彼が主演を務めた本格派時代劇「ヘチ(原題)」が6月19日(水)より、衛星劇場にて日本初放送される。

現在31歳のチョン・イルは、2006年の映画『静かな世界』で役者デビューを果たして以来、テレビドラマを中心に活躍してきた。切れ長でクールな顔立ちは時代劇との相性抜群で、心に傷を負った伝説の義賊"一枝梅(イルジメ)"に挑んだ「美賊イルジメ伝」(2009年)、韓国で最高視聴率46.1%を叩き出した歴史ドラマ「太陽を抱く月」(2012年)などで代表作も多数。また現代劇では、施設で育った孤独な御曹司を演じた「シンデレラと4人の騎士<ナイト>」(2016年)など、ツンデレのキャラクターもハマリ役として知られている。

「ヘチ(原題)」

(C)SBS

2016年、社会服務要因として入隊した彼が、2018年の除隊後、復帰第1作目に選んだ作品がこの「ヘチ(原題)」だ。本作は、18世紀の朝鮮を舞台に、手に汗握るアクションや、陰謀渦巻くドロドロな宮廷劇など、韓国歴史ドラマの魅力がふんだんに盛り込まれた作品だ。

40%近い視聴率を叩き出した大ヒット時代劇「イ・サン」や「トンイ」といったヒット作で、脚本を手がけてきたキム・イヨンが脚本を担当。賤民の血を継いでいるからと除け者にされてきた王子イ・グム(チョン・イル)が、持ち前の明晰な頭脳と冷静な判断力で、数々の難題に立ち向かい、改革の道を邁進しながら王へと歩みを進めていくという、壮大なストーリーが展開する。

注目を集める除隊後の復帰作に選んだことからも、この作品への入れ込み具合が伝わってくるが、なんと服務中から、監督や脚本家と役作りに関する話し合いを行っていたという。イ・グムという役どころは、スマートなイメージの彼にぴったりだが、常に完璧ではなく、時に自身の出生に悩み、戸惑うという弱い一面も表現した繊細な演技は、人間味がありこれまでになく新鮮。「俳優人生をかけて演じている」と公言しているように、真剣に悩みながら役に取り組んだ彼の本気度が、画面からもヒシヒシと伝わってくる。

「ヘチ(原題)」

(C)SBS

俳優チョン・イルにとって、大事な"ターニングポイント"ともいえる今作。その圧倒的な熱量を感じ取ってほしい。

文=HOMINIS編集部

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放送情報

ヘチ(原題)
放送日時:2019年6月19日(水)23:00~
チャンネル:衛星劇場
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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