圧倒的なオーラを放つ!若手との共演で際立つチャン・ヒョクの表現力

10月より韓国で放送が開始されたばかりの最新時代劇「私の国(原題)」。いま最も旬な俳優として話題を集めるヤン・セジョンに時代劇初挑戦となるウ・ドファン、女優として躍進している人気ガールズグループ・AOAのソリョンら、人気急上昇中のスター揃いとあって韓国でも高視聴率を記録しながら放送中の話題作だ。

そんなフレッシュな布陣の中で、名実ともにトップの座に君臨する名優チャン・ヒョクが、さすがの存在感を発揮している。

「私の国(原題)」

(C) My country the new age SPC. all right reserved

物語の発端は高麗末期の1388年。父が罪人の汚名を着せられ、どん底の生活を送るソ・フィ(ヤン・セジョン)と、母が奴婢出身のため厳しい環境で育った高官の息子ナム・ソノ(ウ・ドファン)。出自は違っても、剣や弓の腕を競い合う仲の良い幼なじみだった二人が、遼東征伐のために行われた武科試験を機に決別し、それぞれの信念に従い"私の国"を求めて争いに身を投じていく姿が描かれる。

「私の国(原題)」

(C) My country the new age SPC. all right reserved

そんな動乱の時代を描くこの作品でチャン・ヒョクが演じているのが、後に朝鮮王朝の3代王・太宗となるイ・バンウォン。朝鮮王朝の基礎を築いた最高の戦略家だ。高麗の忠臣たちを一掃するなど建国に貢献しながらも、その働きを認められず、後継の"世子"に幼い弟が選ばれたことで、冷酷な決断を下すことに...。父であり、朝鮮王朝の初代王"李成桂"ことイ・ソンゲとも対立するなど、物語に緊張感を与える重要な役どころとなっている。

「私の国(原題)」

(C) My country the new age SPC. all right reserved

実は2015年の映画『純粋の時代』でもイ・バンウォンを演じ、王になれず嫉妬に狂う姿をパワフルに体現したチャン・ヒョク。再びこの役に挑んだ理由について、記者会見の場で「映画のときは、2時間以内で表現しなければならず、名残惜しい部分がありいつかまたイ・バンウォン役を務めたいという思いがありました」といったコメントを残している。

その言葉通り、顔に血を浴びようがお構いなしといった冷徹な佇まいの本作では、見るものを制する鋭い眼光など、場を圧倒するオーラを放っている。またソノと初対面するシーンでも、ソノの出自に対し、怪しく卑しい笑みを浮かべながら嫌味をチクリ。若々しく食ってかかかるウ・ドファンの演技とは好対照で、キャラクターの持つダーティーな魅力を一層引き立たせているのだ。

「私の国(原題)」

(C) My country the new age SPC. all right reserved

もともとアクションシーンには定評のあるチャン・ヒョク。ただ冷酷なだけでなく、常に心の中に葛藤と対立を抱える難役であるがゆえに、どのような演技を見せてくれるのか。朝鮮史に名を残す、新たな"イ・バンウォン像"に挑んだその行く末を見届けたい。

文=HOMINIS編集部

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放送情報

私の国(原題) 第1話先行放送
放送日時:2019年12月8日(日)20:50~
※レギュラー放送は、2020年1月18日(土)より毎週(土)20:50~(2話連続放送)
チャンネル:KNTV
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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