初代"国民の弟"イ・スンギ、バラエティで重宝される絶妙な親近感

歌手兼俳優という肩書きを持ちつつ、司会やバラエティでも大活躍のイ・スンギ。スンギがメインMCとして出演する、人生の大先輩から教えを請うリアルバラエティ「イ・スンギのチプサブイルチェ~師匠に弟子入り」が今、韓国で大人気だ。

スンギは、同番組で「2018 SBS芸能大賞」の大賞を受賞し、さらに「2019 SBS芸能大賞」でもプロデューサー賞に輝くなど、昨今は、本業の俳優業に勝るとも劣らない存在感をバラエティ番組で放っている。そもそも人気俳優である彼に、なぜここまでバラエティ番組のオファーが続くのか?その理由をひも解いてみたい。

■"国民の弟"の先駆け?ダメ男なんだけど憎めないヤツがぴったり!

2004年に1stアルバム『蛾の夢』で、17歳の現役高校生歌手としてデビューを飾ったスンギ。高校では成績優秀で生徒会長を務め、スポーツも万能という模範生だったようだ。そんな彼がまるでロック歌手のようなパワフルなパフォーマンスを見せたことで一躍有名に。

また、2006年にはドラマ「噂のチル姫」で俳優デビュー。大ヒットドラマ「華麗なる遺産」(2009年)に出演し、日本でも人気を博すこととなった。これらのドラマで演じた"ダメ男なんだけど憎めないヤツ"という役柄がぴったりスンギにハマり視聴者に大好評。何でもできる模範生だったのが、完璧すぎないちょっと抜けているキャラとなり、グッと親近感が湧く存在になった。そんなスンギについた愛称が、"国民の弟"。今となっては韓国で好感度の高い有名人によく使われる言葉だが、スンギはその先駆けだろう。

「金曜日、金曜日の夜に」

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■スンギが持つ"親しみやすく、誰からも愛されるキャラクター"はこうして確立された?

ドラマに続きスンギが個性を発揮したのはバラエティ番組「カン&イ・スンギの強心臓」(2009~2012年)。初のMCに抜擢されるとゲストから爆笑トークを引き出し、これをきっかけに度々司会者としても登場するようになった。

持ち前の頭の回転の速さでウィットに富んだトークを見せてくれるのだが、スンギの硬くなりすぎない絶妙な"抜け感"によって、ゲストもリラックスして話しやすい雰囲気に。今のスンギが持つ"親しみやすく、誰からも愛されるキャラクター"というパブリックイメージが、こうして徐々に確立されていったのだ。

■人生初の工場仕事で汗を流す?新作バラエティで見せるスンギの新たな表情

そんなスンギがまたしても新作バラエティ番組に挑戦!3月20日(金)からMnetにて放送される「金曜日、金曜日の夜に」だ。同番組はスポーツ、科学、美術、旅行、料理、労働というそれぞれ異なる6つのコーナーから構成され、オムニバス形式で展開される異色のバラエティだ。

「金曜日、金曜日の夜に」

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1つのコーナーが約15分程度の放送時間ながら、スンギは"労働"のテーマでまたしても存在感を発揮。人生初の工場仕事を体験し汗を流す彼のひたむきな姿は、とても新鮮だ。プロデューサーによると、スンギをキャスティングした理由は「誠実で誰にでも親しくなれる人物だから」とのこと。現場で、誰からも愛されるスンギがどんな化学反応を見せてくれるのか非常に楽しみだ。

文=津金美雪

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放送情報

金曜日、金曜日の夜に
放送日時:2020年3月20日(金)23:30~
※毎週(金)23:30~
チャンネル:Mnet
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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