NCT DREAMの人気者・ジェミンが俳優デビュー作で見せたツンデレ姿

活動グループやメンバー数に制限を設けず、コンセプトに合わせて変容し続ける次世代グローバルグループ、NCT(Neo Culture Technology)。その中で、NCT U、NCT 127に続く3番目のユニットとして2016年8月に誕生したのが、NCT DREAMだ。

■NCTの中でも若いメンバーが集まる大注目のユニット

デビュー当初より、20歳を迎えたメンバーは卒業というルールを掲げるNCT DREAMは、全員が10代というフレッシュな魅力が最大の持ち味。米ビルボードが発表した「今年の21歳以下アーティスト(21 Under 21)」に2年連続で選出され、世界的な注目度も高まる中で、1月に日本発売されたミニアルバム『THE DREAM』が、オリコン週間アルバムランキングで首位を獲得するという快挙を達成した。

発売直後にスタートした初の単独日本ツアーは3月以降、新型コロナウィルス感染拡大の影響により中止となってしまったが、日本デビュー前とは思えない凄まじい反響ぶりに、そのポテンシャルの高さを改めて証明してみせた。

メンバーの多くが今年で成人を迎えるという節目のタイミングに差し掛かっており、今後の動向が注目されていたが、4月に卒業制度の撤廃が発表されたばかり。直後には現体制最後のリリースとなる4枚目のミニアルバム『Reload』を発売し、日本・アメリカを含む49ヶ国のiTunesチャートで1位を獲得した。

■着実に進化を続けるジェミンがラブコメで役者デビュー

この集大成とも言えるアルバムでアーティスト性に磨きをかけているのが、収録曲「Puzzle Piece」に作詞で参加しているジェミンだ。腰の怪我によりデビュー直後に1年半もの間、活動休止を余儀なくされたが、復帰後は持ち前の可愛い雰囲気に大人びた魅力も加わり、人気が急上昇。2019年のアルバム『We Boom』でも作詞に挑むなど、着実に進化を続けてきた。

その成長はアーティスト活動以外にも及び、俳優にも初挑戦。彼の役者デビュー作「君を嫌いになる方法」の前編・後編が、DATVにて5月29日(金)と6月5日(金)と2週にわたって放送される。本作は告白しようとした相手が親友の彼氏だった...ということから巻き起こる友情と恋の間で揺れ動く大学生たちの四角関係を描いたラブコメディだ。

人付き合いが苦手なヒロインのミニ(キム・ジイン)は、ある日バイト先のカフェで、自分が思い描くような理想の男性に一目惚れ。唯一の友達で大親友のダソム(キム・ユジン)に、自分の好きな人を紹介しようとカフェに呼ぶが、その男がダソムの恋人であることが判明してしまう。するとミニは咄嗟の判断で、その場に偶然居合わせた大学の課題に一緒に取り組む友人のことを好きな人だと紹介。そこから仕方なく付き合うことになってしまう...という物語が展開する。

■ときめき必至！ジェミンが見せるナチュラルなツンデレ演技

ジェミンが演じるのは、ミニが一目惚れした相手...ではなく、とっさのウソから契約的に付き合うことになるテガン。彼は大学一クールで近づきがたいと言われる一方で、実は温かい心を持った男性というまるで漫画から飛び出してきたようなツンデレなキャラクターだ。

どこか人を寄せ付けないオーラを発するテガンを、自身のビジュアルを活かして抜群の説得力を持たせているジェミン。さらに、落ち着いた声から放たれる柔らかなトーンのセリフ回しで、つっけんどんな言葉遣いながら、根は優しいという人物像を巧みに表現している。ヒロインが親友とその彼氏のやり取りをどこか切なそうに見つめる姿を、これまた切なそうに眺めるピュアな眼差し...。見る者の胸をときめかせるような演技は、これが初挑戦だとは思えないほどナチュラルだ。

勢いに乗るアーティストとしての活動だけではなく、俳優として通用することを証明してみせたジェミン。今後の俳優路線での活躍にもつい期待してしまいそうだ。

文＝HOMINIS編集部

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