料理上手なセクシー俳優チョン・イル、「料理に自信がなければこの役はやらなかった」

2018年に除隊し、復帰第1作に選んだ時代劇「ヘチ　王座への道」(2019年)で、俳優としても人間としても成長を遂げた姿を見せてくれたチョン・イル。そんな彼が約1年ぶりとなる主演ドラマ「夜食男女」で、自ら挑んだテーマが"料理"だ。

KNTVにて9月11日(金)より放送される「夜食男女」で、訪れた人を癒すおまかせ料理だけを出す深夜食堂・BISTROのシェフであり、ある事情でゲイと偽り料理番組「夜食男女」に出演することになるパク・ジンソンに扮したイル。実は数々の番組で見事な料理の腕前を披露した"ヨセクナム(＝料理が上手なセクシー男)"として知られているだけあって、劇中に登場する料理は全てイル本人が調理しているというから驚きだ。ヒロインのテレビ局ディレクター・アジンを演じた知英や、「夫婦の世界(原題)」のイ・ハクジュと共に繰り広げる三角関係も話題を呼んでいる本作で、その気になる撮影秘話を聞いた。

――出演を決めたきっかけは？

「『新商品発売～コンビニレストラン』というバラエティで料理を披露したのですが、その姿が幸い好評でした。また食べる人と作る人、料理を通して人がつながる役割を担う役なので、料理で多様な感情を表現できるのが魅力だなと感じ出演を決めました。これまで演じたことのない新しい役柄に挑戦したいと思いました」

――もともと料理には興味があったのでしょうか？

「はい！毎朝作って食べていますし、友だちを家に招待して料理をふるまうのも好きです。もし料理に興味がなく、自信もなければ『夜食男女』には出演していなかったと思います。料理は得意なんです(笑)」

――「夜食男女」の見どころを教えてください。

「劇中に登場する料理は、僕が100％考え、自分で準備しました。毎回登場する料理はレシピも出てきますので、視聴者の皆さんもご覧になりながらお家で作っていただければと思います。また独特な三角関係が展開されるんですが、これまでには見られなかったテーマなのでそこも見どころだと思います」

――シェフ役を演じるにあたり、準備したことはありますか？

「これまでに知り合ったシェフなどプロの方々のお力をたくさん借り、料理人としての基本や、包丁さばきなどを学びました。一つの料理につき最低5回は練習しましたし、本当に一生懸命準備しました。練習を重ねプロフェッショナルらしく見えるように努力しました」

――ジンソンとご自身で似ている点、異なる点は？

「一見気難しいかもしれませんが、親しくなれば温かいというのが似ている点だと思います(照笑)。異なる点は、ジンソンは内にため込むタイプですが、僕はもう少しストレートですね。何か問題や誤解があれば解決しないとすっきりしない方です」

――知英さんとの共演はいかがでしたか？

「実は知英さんが韓国で俳優活動をしているのは初めて見たため、最初は少し心配していたんです。日本で活動し、5年ぶりに韓国に戻ってこられたんですが、この作品はカン・ジヨンという俳優の再発見になる作品だと思います。どの作品よりも堂々と、楽しみながら撮影していたと思います」

――イ・ハクジュさんが演じるテワンとの関係も見どころですが、イ・ハクジュさんとの相性はいかがでしたか？

「ハクジュさんとは大学が同じで僕より2歳年下なんです。なのでとても気楽でしたね。ハクジュさんは集中力がすごいんです！2人で演じながら良いシナジーが生まれたと思います。多くの方がジンソンとテワンの仲を応援してくださいました(笑)。三角関係が見どころです。僕も以前に演劇でゲイ役を演じたことはありますし、理解もでき、共感もできました」

――撮影現場のムードメーカーはどなたでしたか？

「僕です(笑)。僕がたくさん料理を作ったのでスタッフの皆さんも美味しく食べながら、力が湧いたようです。自然な雰囲気でアドリブも多かったですね。気楽に自然に演じられました」

――最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

「日本の皆さんこんにちはチョン・イルです。チョン・イルが『夜食男女』で戻ってきました。ご期待いただければと思います。コロナウイルスに気をつけてください。そして、この作品をたくさん愛して頂けると嬉しいです」

文＝HOMINIS編集部

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