「それでも僕らは走り続ける」が話題のイム・シワン、兵役前・後で見せた確かな成長ぶり

「他人は地獄だ」
「他人は地獄だ」

「梨泰院クラス」を生んだ韓国の専門チャンネル・JTBCにて、昨年12月から放送中のドラマ「それでも僕らは走り続ける」。韓国放送と同時に全世界で配信されており、日本でも注目を集めている本作で、人気女優シン・セギョンを相手にラブロマンスを繰り広げているのが、シム・イワンだ。

「王は愛する」(2017年)以来のロマンス作品とあってシワンへの期待値も高い1作だが、その主役としての存在感は堂々たるもの。アイドルグループ・ZE:A(ゼア)時代に培ったカリスマ性に加え、近年ヒリヒリするようなチャレンジングな問題作に続けて出演し、演技に磨きをかけてきた中で、シワンの秀でた演技力を堪能できる近作2作品が、KBS Worldにて2月に放送される。

イム・シワンがハードボイルドな熱演を見せる『名もなき野良犬の輪舞』

(C) 2017 CJ E&M CORPORATION ALL RIGHTS RESERVED

2月5日(金)に放送されるのが、シワンが入隊前最後に出演した映画『名もなき野良犬の輪舞』だ。カンヌ映画祭でも絶賛された本作は、裏社会のトップを目指す無慈悲な男・ジェホと、彼が服役中に出会った野心あふれる青年・ヒョンスとの固い絆を描く犯罪ドラマ。出所後に犯罪組織を乗っ取ろうと画策する2人がある真実を知り、信頼が悲しみや憎しみへと変わっていくノワールテイストの物語だ。

『名もなき野良犬の輪舞』

(C) 2017 CJ E&M CORPORATION ALL RIGHTS RESERVED

シワンが演じているのは、ジェホを刑務所内の奇襲から救い絆を深めていくヒョンス。喧嘩になれば目をひん剥いて相手に拳を叩き込む冷徹な一面を見せたかと思えば、その直後には、満面の笑みを浮かべて勝利のダンスを舞うなど、感情表現が過激でクレイジーなキャラクターだ。

『名もなき野良犬の輪舞』

(C) 2017 CJ E&M CORPORATION ALL RIGHTS RESERVED

拳銃を見て「これ本物か?」と無邪気に喜んだかと思いきや、その銃を相手の眉間に突き付けるなど、緊迫感あふれる芝居で予測不能な狂犬ぶりを体現。ジェホを「アニキ」と慕う弟のような無邪気さを見せる一方で、ある秘密との間で葛藤するシリアスな表情を垣間見せたりと、いくつもの顔を使い分けるシワン。その表情豊かな佇まいは、ジェホを演じる韓国を代表する名優ソル・ギョングに一歩も引けを取らず、むしろ物語をリードする役回りとして彼以上の存在感を見せつけている。

「他人は地獄だ」

(C) CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved.

『名もなき野良犬の輪舞』で俳優としてひと皮剥けたシワンが、除隊後の復帰作に選んだのが2月13日(土)深夜から放送される「他人は地獄だ」だ。累計8億PVを記録した大ヒットWEB漫画を原作にした本作は、不気味な人物ばかりが暮らす考試院(コシウォン※お金のない学生や日雇い労働者向けの簡易宿泊施設)を舞台にしたサスペンス。

就職のために上京し、町はずれにある古びた考試院に住むことになった主人公・ジョンウが、ある住人の失踪を機に"恐ろしい悪"と対峙し、悪夢のような地獄から抜け出そうとする様子がホラータッチで描かれる。

「他人は地獄だ」

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シワンが演じる小説家志望の青年ジョンウは一見純朴そうに見えるが、他人との関わりの中で常に怒りの感情を押し殺して生きているキャラクターだ。内なる攻撃性を秘めた彼の心の機微をシワンはうまく捉えており、曇った顔の視線や口元の微かな動きなどで内面を表現している。

さらに、考試院にいることでジョンウ自身もおかしくなってしまうのでは?と思わせるような危うさも帯びた佇まいが絶妙だ。ドラマオリジナルのキャラクターでもある歯科医・ムンジョ(イ・ドンウク)らトリッキーなキャラクターに対して、怯えながら立ち向かう姿は見る者の共感を呼び、中毒性を帯びたスリル感をもたらしてくれるのだ。

「他人は地獄だ」

(C) CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved.

兵役前の『名もなき野良犬の輪舞』では感情を爆発させ、兵役後の「他人は地獄だ」では感情を内に抱え込んだ細やかな芝居を見せたシワン。作品ごとに異なる一面を見せることができる稀有な俳優であることを、これらの2作品で再確認できるはずだ。

文=HOMINIS編集部

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放送情報

名もなき野良犬の輪舞
放送日時:2021年2月5日(金)23:40~
他人は地獄だ
放送日時:2021年2月14日(日)0:30~
※毎週(日)(月)0:30~
チャンネル:KBS World
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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