一途な愛情表現が評判に...えくぼを浮かべた笑顔が好印象なキム・ミンギュの王様役

「カンテク~運命の愛~」
「カンテク~運命の愛~」

中毒性の高い韓流ドラマの中でも、魅力的なスター俳優を多数生み出してきた人気ジャンルが宮廷ドラマ。厳格な身分制度が敷かれた時代背景において、独特のセリフ回しや所作が要求される時代劇では、俳優の新たな才能を開花させ、飛躍的に知名度を上げることも珍しくない。初の時代劇出演でありながら"王様"に抜擢された「カンテク~運命の愛~」のキム・ミンギュもまたその一人だ。

王様役で新たな魅力を開花させたキム・ミンギュ(「カンテク~運命の愛~」)

(C) 2019-20 TV Chosun

これまで「雲が描いた月明り」(2016年)のパク・ボゴムや「100日の郎君様」(2018年)のD.O.(ド・ギョンス)ら、世子(王位継承を約束された王子)役への起用は、初の時代劇でもよく見られること。胸キュン要素の多いロマンス時代劇において、イケメン俳優が起用されることの多い"世子もの"は、特に人気の高い王道ジャンルといえるだろう。

だが、アジアドラマチックTV (アジドラ)にて5月25日(火)より放送される「カンテク~運命の愛~」は、"揀択(カンテク)"とタイトルにある通り、朝鮮王朝時代の"お妃選び"がテーマという異色の本格派時代劇。他のドラマとはまたひと味違い、宮廷のしきたりが色濃く反映された純愛ロマンスに仕上がっている。

「カンテク~運命の愛~」

(C) 2019-20 TV Chosun

19世紀の架空の朝鮮王朝を舞台にした本作で、若き王イ・ギョンに扮したミンギュ。幼い世子だった頃に出会った初恋の女性を思い続けてきた王は、揀択によってその女性を娶るも、その婚礼の日に最愛の王妃と共に銃で狙撃されるという衝撃の展開から幕を開ける。

一方、都城一の情報商であり巫女のウンボ(チン・セヨン)は、弔いの儀式中に、王が奇跡的に息を吹き返す場面に遭遇。過去の記憶を失っていたウンボは、亡くなった王妃・ウンギが生き別れた姉だったことを思い出し、王と王妃の暗殺を企てた宮廷の陰謀を暴こうとその身を投じていく...。

「カンテク~運命の愛~」

(C) 2019-20 TV Chosun

「オクニョ 運命の女(ひと)」(2016年)や「不滅の恋人」(2018年)に出演し、"時代劇クイーン"とも称されるチン・セヨンの一人二役ぶりもさることながら、臣下の裏切りに遭いながらも真なる王へと変貌していく過程を見事に体現したミンギュ。初の時代劇とは思えないほど落ち着いた演技や、王ならではの気品を感じさせる佇まいは韓国でも評判に。

中でも、同い年のセヨン扮するウンボと心を通わせるシーンは必見で、本人も「僕たちの"ケミ(化学反応)"がうまく表現されている。それに一番やりたかった濃厚なロマンスもありました」とコメントしている。

「カンテク~運命の愛~」

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実際に劇中では、一命をとりとめた王が再び婚姻すべく2度目の揀択を迎える中盤以降は、ロマンス要素が徐々にアップ。ウンボは身分を偽って揀択に参加するのだが、自らを蘇生した王妃と信じて疑わない王に対して、次第に心惹かれるようになっていく。

やがてウンボの正体を知り、深い献身ぶりを知った王が、こみ上げる愛しさを抑えきれず強引に口づけるシーンや、袞龍袍を着用したまま押し倒すシーンといった2人のラブシーンは、序盤での厳格な宮廷行事やしきたりを目にした後では、妙にドキドキさせられてしまうのだ。

「カンテク~運命の愛~」

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「僕にとっては忘れらない作品」と自ら明かすほど、ミンギュにとって思入れのある本作は俳優としての転機ともいえる。王としての品格もさることながら、チャームポイントである"えくぼ"が印象的な笑顔で愛する女性を見つめる一途な眼差し...その得がたい好感度で、さらなるハマリ役を見てみたい。

「カンテク~運命の愛~」

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文=HOMINIS編集部

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放送情報

カンテク~運命の愛~
放送日時:2021年5月25日(火)9:30~
※毎週(月)~(水)9:30~
チャンネル:アジアドラマチックTV (アジドラ)
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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