国民の息子からパパへ...！？子供相手に見せるイ・スンギの「本気の笑顔」に癒される

韓国では"国民の息子"や"国民の弟"などと称されるほど広く愛されてきたイ・スンギ。口角の上がる天真爛漫な笑顔が印象的な彼だが、昨今はR指定が付くほどのサイコスリラー「マウス」に主演したり、国家の陰謀を大スケールで描いた「Vagabond／バガボンド」では超本格アクションに挑んだり...とイメージを覆すチャレンジングな役柄が続いている。

その一方、バラエティ番組では本来の人懐っこさやトーク力を生かした人間味あふれる魅力がさく裂。7月12日(月)からLaLa TVでテレビ初放送されるヒーリングバラエティ「リトル・フォレスト」でも、新たな一面を垣間見せている。

本番組はスンギをはじめ、人気番組「三食ごはん」シリーズで知られるイ・ソジンや女優のチョン・ソミン、韓国で絶大な人気を誇るコメディエンヌのパク・ナレらが、子供たちと一緒に大自然の中で遊び倒すというもの。

プロデューサーは、スンギの人気冠番組「イ・スンギのチプサブイルチェ～師匠に弟子入り」にも携わるキム・ジョンウク氏で、以前から子どもの話をよくしていたスンギに影響を受け「最近の子供たちに最も必要なものを見せてあげることのできる番組を制作できたら」という熱い思いから企画がスタートした。

スンギが企画の発端なだけあって、番組内のプロジェクトである"エコ育児ハウス"のオープンに向けて児童心理カウンセラー1級の資格を取得したり、キッズ家具を作るための木工を学んだりと気合十分。子供たちを迎えるまでに木製の踏み台やアスレチックまで手作りして万全の準備を整えた。しかし、いざ育児をはじめてみると...さすがのスンギもてんてこ舞いに。

敷地内でニワトリやウサギを飼育する牧場では、少し目を離したすきにウサギにニワトリの餌を与えている子や、ケージから動物を出してしまう子、持っていた鶏の卵を落として泣きそうになっている子など次々にトラブルが発生。「とても一人じゃ対処しきれない」とこぼしつつも、まさに駆けずり回って事態を収束させようとする。

子供たちとの遊びでもスンギは超本気。終わることのない"無限かくれんぼ"や、泥んこ遊び、水遊びなど豊かな自然の中で、スター俳優である大人の自分を忘れたように、全力で遊ぶ。誰よりも大声を上げて泥だらけになるスンギの姿は、子どもたちにとっては遊び方のお手本で、スンギの後を「私もやりたい！」と言ってみんなが付いていく。

都会では体験できない遊びを本気で楽しんで見せてくれる大人がいることは、子供たちにとって何よりの幸せに違いない。

無尽蔵な体力を持つ子供たちだけに、自分が食事する時間も返上して付き合ってあげるスンギ。ヘトヘトでも子どもから「今日はおじさんをパパだと思っている」という言葉を掛けられて嬉しそうに子どもの頭をなでる様子は、見ているこちらもほっこりとさせられるものがある。"国民の息子"から"国民のパパ"と愛称が変わる日も遠くないのかもしれない。

文＝津金美雪

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