現代の傲慢男の魂が朝鮮時代の王妃の体に入り込み、第25代王・哲宗と絶妙な掛け合いを見せる...というユニークな設定が人気を集めた「哲仁王后(原題)」。王妃・ソヨンを演じたシン・ヘソンのコミカルな"男性憑依演技"や、哲宗に扮したキム・ジョンヒョンのアクション、ラブシーンなど幅広い芝居も高評価を受け、最高視聴率は17.4%を記録。放送終了後にもドラマにハマったファンたちの"ロス"を叫ぶ声が数多くネットにあふれていた。
そんなファンの声に応え急遽制作されたのが、衛星劇場にて9月18日(土)に放送されるスピンオフ「哲仁王后 竹の森(原題)」と、主要キャスト11人が本編を鑑賞しながら裏話を語る「哲仁王后 ビハインド(原題)」だ。
「哲仁王后 竹の森(原題)」は、哲宗やソヨン、脇を固める女官らキャラクターたちの"秘密"を描くオムニバスなアナザーストーリー。哲宗の妃選びの前日譚では、まだ魂が入れ替わる前の乙女なソヨンの姿に胸がキュンとするし、男とばかりつるむソヨンに抱く哲宗の純情ぶりには思わず頬が緩んでしまう。
ファンへのご褒美ストーリーであると同時に、ソヨンを忠実に補佐するチェ尚宮(チャ・チョンファ)の意外な姿や、恋敵のファジン(ソル・イナ)の愛すべき一面など、脇を固めるサブキャラたちへの造詣が深まる内容になっている。本編を見ずとも、その個性あふれるキャラクターの魅力には惹きつけられるが、哲宗やソヨン、そして彼らのロマンスを取り巻く宮廷の人間模様の奥深さに、改めて気付かされるはずだ。
また、撮影以来の再会となった主要キャストたちが裏話を和気あいあいと語る「哲仁王后 ビハインド(原題)」では、哲宗&ソヨンのラブシーンを見ながらジョンヒョンが赤面したり、ヘソンが体を張ったキスシーンの裏側を語ったりと撮影秘話が満載。周囲の誤解を解くために哲宗&ソヨンが体を絡み合わせるシーンでは、雄叫びを上げる哲宗に「あの声はアドリブ?」とキャストから質問が飛んだ。
ジョンヒョンは「現場の雰囲気が良かったのでちょっとやりすぎました」と恥ずかしそうに回答。ジョンヒョン以外にもキャストそれぞれがしっかりと役に入り込んでいたために、現場ではアドリブが多発していたようだ。本編を見ながらの話が止まらない出演者たちを見ていると、どのシーンにも魂が込められていることを改めて感じさせる。コメディな部分もシリアスな演出もラブシーンも楽しめる「哲仁王后(原題)」。"ビハインド"を見れば、これまで史劇が苦手だったというようなファンまでも取り込んだこのドラマの面白さの理由がより分かるはずだ。
最高の撮影現場で、役者たちがお互いをリスペクトしながら作りあげた「哲仁王后(原題)」。アナザーストーリーやビハインドを見た後には、より本編が楽しめるに違いない。
文=津金美雪
放送情報
哲仁王后 竹の森(原題)
放送日時:2021年9月18日(土)23:30~
※前・後編連続放送
哲仁王后 ビハインド(原題)
放送日時:2021年10月4日(月)13:30~
※前・後編連続放送
※「哲仁王后(原題)」は11月11日(木)より毎週(月)~(金)6:15~アンコール放送スタート
チャンネル:衛星劇場
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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