かつては「涙の女王」と言われたパク・ミニョン、ラブシーンよりも「親密」なヨン・ウジンとの心が震える名場面

「七日の王妃」
「七日の王妃」

Licensed by KBS Media Ltd. (C) 2017 KBS. All rights reserved

良家の1人娘・チェギョンは、王子の身分を隠して街に出ていた少年・ヨクと出会い、互いに惹かれ合う2人はやがて結婚の約束を交わすようになる。そんなある日、燕山君の逆鱗に触れたヨクは、チェギョンを庇い、王子の座を廃されて流刑地に送られてしまう。

それから5年後。自分を陥れた義母兄の燕山君への復讐を誓い都に戻ったヨクは、チェギョンと再会を果たすが、自分が死んだことになっているため、別人を装い彼女を冷たく突き放す。深く傷ついたチェギョンがヨクの墓の前で「恋しい」と号泣するシーンでは、幼い子のように両手で涙をぬぐって嗚咽するミニョンの涙の演技が胸を打つ。

すれ違い続ける2人の姿が涙を誘う中で、さらに視聴者の心を揺さぶるのが、再び心を通わせ合う、チェギョンとヨクが過ごす束の間のひと時だ。

「七日の王妃」
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目の前にいる男こそ、自分が恋い焦がれ続けてきたヨクだと確信したチェギョン。2人の間にかつての打ち解けた関係性が戻ってくるが、ある日チェギョンはヨクの体に刻まれた深い傷痕を目にし、ヨクが自分を守るためにどんなに辛い経験をしたかを知ってしまう。

「もう治った」と傷痕を隠そうとするヨクだが、チェギョンの溢れる涙は止まらない。目を閉じたまま彼の傷痕にそっと指先で触れて「美しかった少年がなぜ、こんなふうに...」とヨクのために涙を流し、壮絶な過去を癒し慈しむように、彼の剥き出しの背中に頬をうずめる...。

ヨクへの変わらない愛情が、傷痕を目にして一気に溢れ出すこのシーン。ミニョン演じるチェギョンの、ヨクに対する愛おしさが痛いほど伝わり、胸を打つ。そして、その愛情を黙って背中で受け止めるヨク。野性的な魅力を放つヨク役のヨン・ウジンの鍛え上げられた上半身も見事と言うほかなく、直接的なラブシーンでこそないが、心の奥底で固く結ばれる2人の関係性が如実に表れた屈指の名場面と言えるだろう。

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放送情報

七日の王妃
放送日時:2022年10月31日(月)15:30~
※毎週(月)~(金)15:30~
チャンネル:スカチャン1(KNTV801)、KNTV
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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