ソン・ガンとの年の差ロマンスも話題！パク・ミニョンの「お仕事ラブコメ」が反響を呼ぶワケ

2月に韓国で放送開始となった主演ドラマ「気象庁の人々：社内恋愛は予測不能？！」が反響を呼んでいるパク・ミニョン。実年齢では8歳年下であり、「わかっていても」(2021年)の"クズなモテ男"が人気を集めたソン・ガンとのロマンスはもちろん、気象庁で働くミニョンのキャリアウーマンぶりも話題だ。

ミニョンの代表作と言えば、「キム秘書はいったい、なぜ？」(2018年)を思い浮かべる人が多いかもしれないが、劇中の"OLファッション"もその支持率が高い理由の一つ。そうした彼女の"お仕事ドラマ"はヒット続きで、中でも彼女の知的な魅力が最大限に活かされたドラマが、美術館のキュレーターに扮した「彼女の私生活」(2019年)だ。

■キャリアウーマンがハマリ役？ラブコメの女王、パク・ミニョンの魅力とは？

シットコム「思いっきりハイキック！」(2006年)でデビューして以降、ブレイクのきっかけとなった「トキメキ☆成均館スキャンダル」(2010年)での男装のヒロインや、"2人の王"に愛されるヒロインに扮した「七日の王妃」(2017年)など、時代劇ヒロインで高い評価を得てきた彼女だが、近年では"ラブコメの女王"のイメージが強い。

特に、自立したキャリアウーマン像はミニョンのハマリ役で、チ・チャンウクと共演した「ヒーラー～最高の恋人～」(2014年)ではインターネット新聞の記者、パク・ソジュンと共演した「キム秘書はいったい、なぜ？」では大企業の有能な秘書役に。どちらも、仕事に邁進するヒロインとしての魅力を開花させている。優秀な仕事ぶりでも嫌味がまったくないのは、ピンク系のメイクがよく映える愛くるしい瞳と、男性に媚びない快活な立ち居振る舞いの影響もあるのではないだろうか。

■学芸員の隠れた素顔はアイドルオタク！そのガチなオタ活ぶりは共感必至

「彼女の私生活」で演じたソン・ドクミ役は、そんなミニョンのキャリアウーマンぶりが堪能できる作品だ。職場のチェウム美術館で一目置かれているドクミは、完璧な仕事ぶりで同僚から"仕事中毒"と言われている敏腕キュレーター。第1話でも、展覧会の準備を整えるためジャージ姿で奮闘し、次の場面では白の上品なパンツスーツ...と、くるくる変わるお仕事ファッションが印象的で、序盤からハツラツと働くドクミの美しさにうっとりしてしまう。

だが、プライベートでのドクミは、熱狂的なアイドルオタクという意外な一面も。仕事が終われば黒づくめの衣装とベースボールキャップ姿に早変わりし、カメラ片手にオタク活動にいそしむ。お目当てのK-POPアイドルであるシアンの写真を「かわいい、かわいい」と眺め、投稿したSNSの"いいね数"にニンマリ...。

アイドルの誕生日が近づけば「プレゼントには何をあげよう」と頭を悩ませる姿は、どこからどう見てもリアルなオタク女子。コミカルで共感性あふれるヒロイン像を作り上げている。

■偽装キスや目隠しキス...キム・ジェウクと繰り広げる胸キュン展開

一方、お仕事ドラマといえば欠かせないのがラブ要素。「彼女の私生活」では、キム・ジェウク演じる尊大で自信過剰な新館長ライアン・ゴールドと最悪の初対面を果たした後、2人はある誤解から"偽装恋愛"をすることに。そのうち互いの魅力に気づいていく...という王道のラブコメ展開へと発展する。

序盤で子どものケンカのような掛け合いを繰り広げた2人だからこそ、後半で待ち受ける"偽装キス"や"目隠しキス"といったロマンティックな名キスシーンや、三角関係の胸キュン展開が引き立つ。このあたりは、同じくtvN制作の「キム秘書はいったい、なぜ？」でパク・ソジュン演じる副会長ヨンジュンと、ミニョン演じる秘書ミソが披露したコミカルな掛け合いにも通じるものがある。

キャリアウーマンに扮したミニョンのラブコメ作品にハズレなし。ガチな"オタ活"ぶりを盛り込むことで共感度を倍増させ、キム・ジェウクとの"リアル恋愛"の展開にもぐいぐい惹き込まれる... 。「気象庁の人々」が話題を呼ぶ今、一風変わったミニョンの"お仕事ラブコメ"を改めて見直してみてはいかがだろうか。

文＝酒寄美智子

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