花澤香菜関智一野島健児が「PSYCHO-PASS サイコパス」10周年を振り返る

――皆さんがこの10年で「自分も変わったな」と思うことはありますか?

「老眼は大丈夫なんですけど、乱視が強くなりましたね...。車を運転する時は乱視用の眼鏡をかけるようにしています。新型コロナウイルスが蔓延して外出を控えていた時期の影響で、家でずっと座っている、みたいな時間も増えてしまったので、野島くんや花澤さんを見習って意識して歩くようになりました。」

野島「今では声優として一緒に仕事をするようになった息子の透也も、10年前は『PSYCHO-PASS サイコパス』のいちファンだったんですが、彼が5月で20歳になるんです。一緒にお酒を飲む店の予約もしていて。本当にこの10年というのをすごく大きく感じますし、私も父親になった、ならせてもらったんだなあと感じた10年でした」

花澤「私は、人とちゃんと喋ることができるようになりました...」

「どういうことですか?上の空だったんですか?(笑)」

花澤「違います(笑)。本当に一期のアフレコの時とかは自分のことでいっぱいいっぱいで、皆さんとコミュニケーションを取ることが全然できていなかったんです」

「緊張してるって言ってたもんね」

花澤「めちゃくちゃ緊張してました。関さんとか野島さんが話しかけてくださるから、私は何とかリラックス...リラックスしてなかったけど(笑)、でも、先輩方に本当によくしてもらったので、今では、新人の声優さんがいる時は話しかけるようにしたりとか、ちゃんとしようって思ってやってます」

――最後に、映画の公開を楽しみにされている皆さんへメッセージをお願いします

花澤「『PSYCHO-PASS サイコパス』ファンの皆様は、もう待ちに待った本作だと思うんですが、今回は、朱ちゃんが第三期の時にどうして捕まっていたのかという真相が明らかになったり、刑事課一係のみんなの活躍が見られるというのも見どころだと思います。朱ちゃんと宜野座さん、狡噛さんの3人の関係性も見ていてとても面白いと思うので、ぜひ期待していてほしいです。今回の映画を観てからシリーズを遡ったりしてもすごく楽しめると思うので、ぜひ劇場に観に来てください」

野島「10周年を迎えるシリーズです。今まで応援してくださった皆様、ありがとうございます。そして今作から初めて見る方もきっといらっしゃるかと思いますが、誰が見ても必ず楽しめる内容になっていますし、本作を見ると、また第一期、第二期、第三期...と観たくなる作品でもあります。また、今回の劇場版は観れば観るほど、どんどん楽しみ方が変わってくるし見える世界も視点も変わっていく、すごく面白い作りをされているなと感じているので、臆することなく何十回でも観ていただけたら嬉しいなと思います。楽しんでください」

「どこか他人任せになりがちな今の世の中ですが、この作品の中では、主人公たちが自分の意志でしっかりと歩んでいく姿が描かれています。みんなの日常にもきっと影響を与えたり、背中を押したりしてくれるような、そんな力をくれる作品になってると思いますので、ぜひご覧ください」

取材・文=中村実香

この記事の全ての画像を見る

放送情報

劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE
2023年5月12日より全国公開中
公式サイト:https://psycho-pass.com/

詳しくはこちら

キャンペーンバナー

関連記事

記事の画像

記事に関するワード

関連人物