i☆Ris・山北早紀、若井友希、久保田未夢が新曲「夢へのヒトカケラ」と周年ライブへの意気込みを語る!「本気でかかっていく勢いなので、フルチャージで来てほしい(笑)」
声優

若井「『運の波に乗って〜』というフレーズがあるんですが、このワードが好きで、すごく印象に残っています。i☆Risが今まで歌ってきた曲は『夢を追いかける』とか『どうにか夢を掴む』とか『あがく』のように『一生懸命さ』みたいなものが多くて。もちろんそれもいいんですけど、私は自分の人生においても"運の波"に揉まれてここまで来たという実感があるので、すごくしっくりきて腑に落ちる感じがしたんです。i☆Risとして13年やってきて、私たちも努力をしてきましたけど、やっぱり運もあったと思うんです。私、"運"って言葉が本当に大きいと思っていて、すごく好きなんですけど、それを肯定してくれている感じがある、このフレーズが好きです」
山北「私も同じです!2票目です(笑)。アニメの曲ってバトルものとか、盛り上がる作品が多いからこそ歌詞も必然的に奮い立たせるものが多いけど、『嘆きの亡霊』は主人公が気の抜けたキャラだし、そのエンディングということもあって、気疲れしないで聴けるんですよね。その結果、『もうちょっと頑張ってみようかな』と思えるいい曲なんです!それがi☆Risにも通じるし、"運"だなと思うんです。13年のi☆Risの冒険のまとめでもあるのかなって」
久保田「2人が言ってくれていること、すごく分かります。私たち自身にも通じるし、作品にも通じるところが多いですね。主人公のクライは、基本やる気がなくて、能力もなければ、戦いのスキルもないんですけど、運だけでなんとか生きてきたような人なんです。そこがすごくマッチしてて、作品にもi☆Risにも合ってるというのはすごいなと思います。私は最後のサビの4行が好きで、『嘆きの亡霊』のことをすごく描いているなって。この中で出てくる"僕"って、聴いている人によっては自分が"僕"だったり、主人公のクライの"僕"でもあるのかなと感じられるんです。ネガティブなワードも多い中で、『僕を見捨てない唯一の宝』という一番キラキラ輝くワードがここに入っているのが、素敵な歌詞だなと思います」

――11月には13周年記念のワンマンライブも開催されますね
山北「これまでのライブとはガラッと変わります!13年やっていると、なんとなくライブの形も出来上がってくるじゃないですか。序盤はこういう感じで、最後に定番曲が来て...みたいな。今回のライブはそれを結構ぶち壊している感じがあります。新しいことにもチャレンジするので、最近ファンになった方も楽しんでもらえるし、ずっと応援してくれているファンの方にも『ここで新しい見せ方が来たな』というふうに新鮮に感じてもらえるんじゃないかなと思います」
若井「去年と会場は一緒ということで、いかに違った見せ方をするかというのもあると思うので、ステージの造りや曲の構成も違います。私たちとしては『なるべくファンの皆さんの近くに行けたらいいな』とか『広い会場だけど遠く感じないようにしたい』という思いがあって、全員に楽しんでもらいたいというのを一番大事にステージを作っています。大きい会場だけど、近くに感じてもらえるライブになるんじゃないかなって」
久保田「私たちが思ってる以上に、i☆Risのライブをファンの人たちが楽しみにしてくれているんだろうなというのは今年のツアーの時から思っていて。私たちがステージに立つ前のオープニングSEの時点でファンの皆さんが仕上がってる感じがあって、それくらいi☆Risのライブを楽しみにしてくれている"勢い"みたいなものを、春のツアーからすごく感じていました。今回の周年ライブもファンの方の勢いに負けないくらいに、私たちもお見せできたらいいなと思っています!それこそ2人が言ってくれた通り、今回は新鮮なセトリになっている部分もあったり、大きい会場だけど近くに行ったりする工夫もしています。『タイトルマッチ』というタイトルの通り、お互いどっちが早くHPを削れるか、こちらも本気でかかっていく勢いなので、フルチャージで来てほしいなって思います(笑)」
撮影=皆藤健治 取材・文=田中隆信
リリース情報
26thシングル「夢へのヒトカケラ」
2025年11月19日(水)リリース
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