たくさんの友達を作りたいという願いを持つグリズ、パンダ、アイスベアの3人のクマが、人間社会に溶け込むために奮闘する姿をユーモアたっぷりに描いた「ぼくらベアベアーズ」。そんなアメリカをはじめ世界各国、日本でも人気のコメディーアニメの長編作品『ぼくらベアべアーズ ザ・ムービー』が、12月12日(土)にカートゥーン ネットワークで放送される。今回はベアーズのリーダー、グリズ役の川原慶久とゲストキャラクターの野生生物管理局管理官・トラウト役を務める津田健次郎に、アフレコ収録後にインタビューを行い、作品への思いなどを聞いた。
――今年、本国アメリカで配信・オンエアされたばかりの作品が、こんなに早いタイミングで日本語吹替版として放送されることについての気持ちをお聞かせください。
川原「本国アメリカでずっと長く続いてきたシリーズである一方、日本ではまだ全話吹替版にしていないため、まだまだお話は続いています。そんな中で『ザ・ムービー』が本国で配信・オンエアされ、日本でも放送するということで、本国でのシリーズの集大成としての長編という感覚とはまた違う、『ベアーズが映画に!?』という日本独自の驚き方を、僕らはしているんだろうなと思いますね。本国と近いタイミングで放送になることは、本当に嬉しくて仕方ないですね」
津田「僕は『ベアベアーズ』という作品を、今回のお話をいただいて初めて知りました。僕自身、こういうカワイイ作品にあまりご縁がないので(笑)。なので、こういう作品に出させていただけることは、シンプルに嬉しかったですね。悪役ではありますけど(笑)、楽しくてハッピーな、安心して楽しめてギャグ要素満載みたいな作品は、僕自身すごく好きなので、今回参加できて本当に嬉しかったです」
――演じる上で心掛けたことを教えてください。
川原「ベアーズの中では長男のポジションをグリズが自認しているので、いつもお兄ちゃんぶろうとしているところや、本当に底抜けにおバカで天真爛漫なところがあるので、とにかくいつも元気良く明るい心が出せるように、というところだけ気を付けました。『グリズだからこうしなければいけない』と、こだわり過ぎなくてもいいところが、逆にグリスの良さなのかなと感じています」
津田「僕が演じるトラウトは、ベアーズを追い詰め、追い込んでいく役なので、ひたすら徹底的に悪役然としたお芝居をするのを心掛けました。とにかく憎まれてナンボみたいなポジションなので。ものすごく物語のテンポが速いので、そのテンポを崩さないことにも気を付けました」
――津田さんがゲストで参加されるとお聞きになった際の感想をお聞かせください。
川原「まず『映画になるの!?』という、仲間内でザワッとした瞬間があったんです。その後、悪役で津田さんがいらっしゃると分かった瞬間、『こりゃぁ、悪いのが来たぞ』と(笑)。ずっと津田さんのお芝居に接して来たこともあり、『僕らをとことん追い詰めてくれるだろう』という信頼感は強かったですね(笑)。本作の台本をいただいてVTRをチェックしていると、長く一緒にやってきたキャスト陣の声が自然と頭の中に浮かんでくるんですけど、津田さんの声も聴こえてきたんです。なので、『本当にこれは楽しいことになるぞ』という気持ちしかなかったですね」
――ベアーズ以外にもいろいろな動物が作品内に登場しますが、どんな動物がお好きですか?
川原「実家で飼っていたのは保護猫なんですけど、今は3年前に結婚した際、新しい家族としてお迎えしたスコティッシュフォールドという種類の猫と一緒に暮らしています。娘のいいお兄ちゃんとして、スパーリング相手になってくれています」
津田「実家では猫をたくさん飼っていました。僕はどうやら猫アレルギーらしいんですけど全然触れてしまうので、猫は変わらず好きですよ。あと、ゾウなどの大きな動物が好きです。同じ生き物とは思えないところがいいですよね。死ぬまでに一度はシロナガスクジラも見てみたいです」
――最後に、放送を楽しみにされている皆さんへメッセージをお願いします。
川原「今まで『ベアベアーズ』を楽しんできてくださった皆さんも、初めて『ベアベアーズ』を楽しんでくださる皆さんも、とても楽しく向き合える最高のクマムービーだと思います。サメムービーに負けず、これからもこの分野を広げていきたいと思っているので、応援よろしくお願いします」
津田「老若男女問わず、本当にみんなが楽しめる作品になっているので、ぜひご覧いただけたらと思います」
文=中村実香
放送情報
ぼくらベアべアーズ ザ・ムービー
放送日時:2020年12月12日(土)10:00~
チャンネル:海外アニメ!カートゥーン ネットワーク
※放送スケジュールは変更になる場合があります
詳しくはこちら