全校生徒たった5人の「旭丘分校」に通う少女たちの日常を描いたTVアニメ「のんのんびより」。シリーズ最新作となる第3期「のんのんびより のんすとっぷ」は、1月よりAT-Xほかで放送される。その放送前配信イベント「にゃんぱす祭り おんらいんなのん!」が11月22日に行われ、主要キャストから宮内れんげ役の小岩井ことり、一条 蛍役の村川梨衣、越谷夏海役の佐倉綾音、越谷小鞠役の阿澄佳奈、宮内一穂役の名塚佳織のほか、オープニングテーマを務めるnano.RIPEが出演した。
「うさぎ」と書かれた飼育小屋のある場所から生配信はスタート。第1期の第7話で、うさぎ小屋に閉じ込められた、れんげと蛍のシーンを再現する形で小岩井と村川が登場した。その様子を傍観していた佐倉、阿澄、名塚に呼ばれ、小屋から出てくると「にゃんぱす~」と自己紹介が行われ、司会の名塚からとある田舎の学校にいることが明かされた。作中でれんげが入学式の前に学校探検をしていたことになぞらえ、5人は校内を探検することに。談笑しながら校庭や体育館、そして校舎内の校長室、音楽室、屋上を経て教室へ移動。途中、夏海と小鞠の兄・越谷 卓がパネル姿で何度か登場し、5人を喜ばせた。
教室では授業形式によるシリーズの振り返りが行われ、名塚が先生役、他の4人が生徒役として進行した。国語の授業では第1期の第11話で、蛍がれんげのモノマネをしていた映像が流れ、4人が「ウチ」という言葉を使ってれんげのモノマネに挑戦。各キャストの思い思いの「れんげ」の物真似にツッコミの嵐となり、フリーダムな展開となった。
続く社会の授業では第1期の第4話で、ほのかかられんげに手紙が送られた映像が流れ、4人で絵ハガキを書くことに。机の中に入っていた筆箱を見て懐かしさのあまりはしゃぐ4人は、思い思いにハガキを作成した。母に宛てた絵ハガキを描いた小岩井は校舎の絵を描いたハガキを披露。阿澄は作中で兄の越谷卓宛てに先ほど登場した卓のパネルをマネて、深淵にハマっているシーンを描いた。そんな中、佐倉は名塚のカワイイ似顔絵を披露。驚きの画力を見せた佐倉は後ほど本人にプレゼントする旨を伝えて名塚を喜ばせた。
図工の授業では第2期4話で、てるてる坊主が登場する映像が流れた。そして、てるてる坊主の通常時と雨で濡れた時、2パターンの顔を紙皿に描くお題が。絵ハガキで高い画力を見せた佐倉は、普通の顔のてるてる坊主と雨で濡れたキラキラのイケメン坊主を作成。一方、御利益が大事という阿澄は招きネコのてるてる坊主を描いたら、ネコっぽさが出なかったので(額に)神と書いた成り行きを説明。テイストをたくさん盛り込んだ雨に濡れたもう1枚は真っ黒に塗りつぶした絵を見せ、キャスト陣を笑わせた。なかなか描き終わらない村川を全員で見守りながら描き終えたのは、女王様風のてるてる坊主。キラキラとしたその姿から一変、そこから闇落ちしたテイストの絵を描き、キャストやリアルタイムのコメントは大盛り上がりした。
音楽の授業では、nano.RIPEが登場。当時の思い出を語り、「なないろびより」を皮切りに、「こだまことだま」「あおのらくがき」と、第1期、第2期、劇場版で使用された3曲を音楽室から届けた。その空気に合わせるように、第3期のオープニング主題歌もnano.RIPEが担当することを告げられると、キャスト陣から喜びの声が上がった。さらに、エンディング主題歌はZAQが作詞作曲を担当したことも明かされ、そのZAQからのサプライズビデオメッセージを公開。今回の楽曲は第2期のエンディング主題歌『おかえり』の姉妹曲として、今までの軌跡を描いた集大成と語った。
最後のあいさつは各キャスト、久しぶりの5人でのイベントに対して楽しかった事や、今回の舞台である学校で収録について、今回の新シリーズに対しての意気込みを語り、温かい空気に包まれながらイベントを締めくくった。
文=永田正雄
放送情報
のんのんびより のんすとっぷ
放送日時:2021年1月14日(木)21:30~
※毎週(木)21:30~ほか
チャンネル:アニメシアターX(AT-X)
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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