ドラゴンの少年を演じる関智一、子供の頃に中国料理店で起こした失敗を告白！

世界一のシェフを夢見て、ニュー・クック・シティにやって来たドラゴンの少年・ロングが、個性豊かな職場の先輩たちと力を合わせて難題を乗り越えていくアニメ「ロングのゆかいなレストラン」が、4月4日(日)よりカートゥーン ネットワークで放送される。そんな底抜けに前向きなパワーを持った主人公・ロングの声を務める関智一にインタビューを行い、本作への思いなどを聞いた。

――今回のオファーをいただいた際の感想をお聞かせください。

「今までカートゥーン ネットワークで放送する作品に、参加させていただく機会がそれほど多くはなかったので、いつも関わりたいなと思っていました。年齢を重ねてくると段々、気持ちがノスタルジックになってきているのか、自分の幼少期や頑張っていた頃を思い出しながらお芝居するのが楽しいんですよね。その上、子供たちに元気や勇気を与えられるというので、すごく意義のある仕事だなと思いました。作品は2019年からスタートした新しいシリーズなので、最初はどんな内容か知らなかったんですが、カートゥーン ネットワークで放送されるアニメということで、すごくワクワクしました」

――作品の印象をお聞かせください。

「キャラクターが動物に置き換えられているので、すごくポップで楽しげな作品になっていると思いました。7分というショートアニメなんですが、短い中にも教訓みたいなものも含まれていたり、ちょっと毒っ気もあったりして楽しく見ているうちに、ちょっと心に残るものもある、非常にバランスのいい作品だなと、毎回収録の時に感動しています。序盤は大きな事件が起きる訳ではないんですが、友情や仕事をしていく上での挫折、そこから再び立ち上がるというような、僕らの日常でも起こることを題材にした物語が描かれるので、お子さまにも楽しんでもらえると思います」

――関さんが演じるロングについての印象をお聞かせください。

「小さなドラゴンの男の子なんですけど、料理人に憧れていて一流シェフになるという夢を持っているんです。普通だと、どうやってその夢に近づいていこうか、すぐには定まらないようなところがあると思うんですけど、とにかく彼は主人公らしくバイタリティーがすごくあります。一見むちゃに見えるようなことでも、頑張って挑んでいく男の子ですね」

――関さんはオープニングテーマも歌われていますよね。

「オリジナルで歌っている方とキーが違うので、そのあたりで苦労するところはありました。高いキーで歌った方が元気に聴こえるんですけど、元のキーに合わせると自分の中では低めになるので、声色は落ち着いているけれど元気良くというのが、なかなか難しかったですね。僕と、すごく丁寧に教えてくださった先生の苦労の結晶です」

――関さんが抱く、ドラゴンのイメージは？

「架空の動物なので、やっぱりカッコイイとか、大きい、強い、そして神々しいイメージがありますよね。ロングは現時点ではカワイイ、ちっちゃなドラゴンですけど、ちょっとしたきっかけがあると火を吹いたり、ものすごい能力も発揮するので潜在能力は高いんですよ。それ以外にも、ロングが暮らしている世界のスターなど、いろんな人物が登場してハートウォーミングなドラマだったり、サスペンスだったり、ちょっとホラーテイストだったりと、さまざまなストーリーが展開するんですよ。最初は1話完結なんですけど、途中から連続エピソードも描かれるということなので、ロングがどうやって世界一のシェフになる夢をつかんでいくのか、楽しみにしていてほしいです」

――レストランにまつわる思い出がありましたらお聞かせください。

「子供の頃、中国料理店でみんなが料理を取りやすくするためのターンテーブルが面白くて、思い切り回していたら上に乗っていた物が全部飛んで、お父さんにメチャメチャ怒られた思い出がありますね(笑)」

――最後に、放送を楽しみにされている皆さんへメッセージをお願いします。

「かわいいキャラクターたちが、みんなが普段生活の中で感じるのと同じような、いろんな事件や出会い、別れを通じて夢に近づいていく、そんな素敵な姿を見せてくれます。そのドタバタぶりに笑ったり、ワクワクしてもらえたら嬉しいです。ロングが一流のシェフになれるよう応援してください！」

文＝中村実香

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