阿澄佳奈らプリティーシリーズ歴代主人公との夢の共演に林鼓子も感動！

プリティーシリーズ10周年を記念した歴代最大級のイベント「Pretty series 10th Anniversary Pretty Festival」が、5月22日、23日に千葉・幕張イベントホールで開催された。今回は、総勢30名のキャストが集結した22日夜の部をレポートする。

オープニングでキャスト陣が白い"プリフェスコーデ"を着て登場。それぞれの衣装には演じたキャラクターのカラーが、ワンポイントであしらわれていた。めが姉ぇ役の伊藤かな恵、らぁら役の茜屋日海夏、みらい役の林鼓子の3人がMCとなってスタートしたのは、プリフェス特別企画「プリティーアワード」。プリフェスならではのユニークな賞がキャラクターに贈られ、プレゼンターと受賞者、それぞれがキャラクターとしてコメントした。複数の作品で異なるキャラクターを演じているキャストは、それぞれのキャラクターで立て続けに登場したり、ユニットのメンバー同士で賞を贈り合った。「かわいいいたずら大賞」では、佐々木李子が1人でプレゼンターと受賞者を演じて、だいあからアナザーだいあへ賞を贈る場面も。

しかし、役を演じていた頃を思い出してセンチメンタルな気持ちになるなど、バラエティー要素だけではない感動もあるコーナーになったのは、やはり長いシリーズの歴史があるからこそといえる。コーナーの最後には、10年以上シリーズを見守ってきた、伊藤演じるめが姉ぇに、阿澄佳奈、大久保瑠美、加藤英美里のセインツのメンバーから「赤眼鏡は皆勤で賞」が贈られた。

続いてライブコーナーがスタート。オープニングは、WITH(山下誠一郎、小林竜之、土田玲央)の「好きにしてI-I-Z-E」からDARK NIGHTMARE(河合健太郎、鵜澤正太郎)の「DARKNESS SOUL」へ。男性アイドルのカッコ良くて熱いパフォーマンスに、会場のボルテージは急上昇。その熱気を受け取った山本希望(北条コスモ役)も「Burn! Cosmic Liberty」で壮大な宇宙を感じさせる迫力のステージを披露。さらに、朝日奈丸佳(華園しゅうか役)が「Miss.プリオネア」で「アイドルタイムイズマネー」と高らかに歌い上げた。

MY☆DREAM(伊達朱里紗、大地葉、山田唯菜)のアッパーなナンバー「Believe My DREAM!」は、3人の歌声から曲に込めた強い思いが伝わってきた。そして、SoLaMi♡SMILE(茜屋日海夏、芹澤優、久保田未夢)の「トライアングル・スター」では、曲間にプリティーシリーズの10周年を祝い、「これからも応援よろしくね！」と力強く宣言。『アイドルタイムプリパラ』と『プリパラ』を代表する2ユニットによる心のこもったパフォーマンスに、会場のテンションも最高潮に。さらに、ブランニュー☆ガールズ(林鼓子、厚木那奈美、森嶋優花)がイベント初披露となる「Brand New Girls」を熱唱。おしゃれなポップチューンを、3人の息の合ったダンスパフォーマンスとともに届けた。

佐々木李子(だいあ役)が感情豊かに歌い上げた「フレンドパスワード」は、物語の感動的な展開やシーンが思い浮かぶものに。そして、指出毬亜(輝イブ役)が「プラネタリウムの殻」で繊細で美しい歌声を会場全体に響かせれば、山村響(ルルナ役)が「Lustro della LUNA」で妖艶で美しい歌声で魅了。続くNonSugar(田中美海、大森日雅、山下七海)は「スパイシー♪ホット＊ケーキ!!!」でアイドルらしい元気いっぱいのステージを見せ、かわいいが詰まったパフォーマンスで会場を笑顔にした。そんな中、荘厳なイントロとともに登場したのはTricolore(斎賀みつき、赤崎千夏(※「崎」は正しくは「立さき」)、佐藤あずさ)。「Neo Dimension Go!!」を3人の素晴らしいハーモニーで歌い上げ、一気に会場の雰囲気を変えた。

そして、プリティーシリーズの歴代主人公、阿澄佳奈(春音あいら役)、大久保瑠美(上葉みあ役)、加藤英美里(彩瀬なる役)、茜屋日海夏(真中らぁら役)、伊達朱里紗(夢川ゆい役)、林鼓子(桃山みらい役)が登場。TVアニメ『キラッとプリ☆チャン』の第118話で、スペシャルライブとして披露されたことでも話題になった「プリマ☆ドンナ？メモリアル」を6人で歌唱した。シリーズ最新作の主人公を務める林にとっては、小学生の頃から大好きで憧れていたプリティーシリーズの主人公たちと一緒に歌うという夢のようなライブということで、歌い終わった後のMCで感極まる一幕も。

最後のあいさつで、キャストがこの日のステージやシリーズ10周年への思いを語っていく中、トリを任されたのはSoLaMi♡SMILE。茜屋は「長い10年という歴史の1ページに、SoLaMi♡SMILEとして名を刻むことができたことを光栄に思います。これからもプリティーシリーズは続いていきますので、応援よろしくお願いします」とファンへ感謝の思いを伝えた。そして、最後はオールキャストで「Make it!」を歌い、イベントの幕を閉じた。

文＝塚越淳一

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