「るろうに剣心」から斉藤壮馬、高橋李依が出演！「リコリコ」「着せ恋」など話題作も登場した「Aniplex Online Fest2022」

「鬼滅の刃」「ソードアート・オンライン」など数々の人気作を擁するアニプレックス。同レーベルが手掛けるアニメ作品の新情報を一挙に発信する、完全無料の大型イベント「Aniplex Online Fest2022」が、9月24日に神奈川・パシフィコ横浜国立大ホールにて開催。この模様は、世界にもリアルタイムでオンライン配信された。

「鬼滅の刃」のサウンドトラックとアニメ映像を背景にオーケストラ演奏で披露する「『鬼滅の刃』オーケストラコンサート ～鬼滅の奏～」から幕を開けた本イベント。総合MCを務めるのは、ニッポン放送アナウンサーの吉田尚記と声優・天城サリー。昨年に引き続いての抜擢となる天城は、今回も英語の同時通訳も担当し、その才能を存分に発揮していた。

続いて、2022年1～7月に放送開始されたアニメと公開された映画を紹介するコーナー。最初に登場したのは、7月クール放送「リコリス・リコイル」で錦木千束役を務めた安済知佳と井ノ上たきな役の若山詩音。最終話となる第13話の予告編を上映した後、安済が、台本にあった最後にたきなと千束がタイトルコールをミスったのち、そのままアドリブで終わるというシーンの際、収録現場に偶然居合わせた吉松シンジ役の上田燿司とミカ役のさかき孝輔が、素で安済と若山がタイミングの合わない掛け合いをしていると思い、思わずあげた笑い声がナチュラルな感じでいい、ということで、本番に男性陣の声も入れてのアドリブになったという裏話を明かした。

2022年1月クール放送の「その着せ替え人形(ビスク・ドール)は恋をする」からは、喜多川海夢役の直田姫奈と五条新菜役の石毛翔弥が登壇。2人から続編の制作が決定したことが発表されると、会場からは大きな拍手が沸き起こった。続編への意気込みを聞かれた石毛は、引き続き全身全霊で五条くんを演じると決意表明。直田は、これからまだまだ解禁される続報を楽しみにして欲しいとコメントした。

2022年10月から放送開始の作品として紹介された、およそ10年ぶりとなる新作シリーズにして最終章「BLEACH 千年血戦篇」では、黒崎一護役の森田成一が登場。これまでのシリーズの中で一番印象に残っているシーンや好きなセリフを天城からたずねられた森田は、ルキアを救出に行く「尸魂界・救出篇」で、阿散井恋次にルキア救出を頼まれた一護が一言「ああ」と答えるシーンが大好きなことを明かした。そして最後に森田からは、自宅でも迫力が伝わってくるような素晴らしい作品をお届けするので楽しみにしていて欲しい、と観客と配信視聴者にメッセージが送られた。

そして実写映画など、さまざまなメディアミックス展開でも大ヒットを記録してきた「るろうに剣心」の新作アニメーションが2023年に放送されることも発表された。ステージには、この日、初解禁となった緋村剣心役の斉藤壮馬と神谷薫役の高橋李依が登場。同じく初解禁となったPVへの感想を聞かれた高橋は、アクションシーンのクオリティの高さに興奮を抑えられないといった表情を浮かべ、斉藤もいよいよ新作アニメが動き出すんだと、感慨深い思いを抱いたと語った。また、第1話のアフレコが先日行われたことも明かし、原作への愛情が深いスタッフやキャスト陣が集結しているという感想を口にしていた。最後にファンへのコメントを求められた2人は製作への意気込みと力強い決意を口にしていた。

MUSIC LIVEパートでは、ReoNa、halcaが登場。「『かぐや様は告らせたい』スペシャルステージ」としてhalcaが「センチメンタルクライシス」を歌い上げると、続いて"アニソン界永遠の大型新人"を自称する鈴木雅之も登場。「GIRI GIRI」を熱唱すると、赤いドレスに身を包んだ鈴木愛理と共に「DADDY ! DADDY ! DO ! feat. 鈴木愛理」をパフォーマンス。続いて、サプライズゲストとして登場した、白いドレス姿の四宮かぐや役・古賀葵と「ラブ・ドラマティック feat. 古賀葵」をデュエット。そこへ鈴木愛理も加わっての夢の共演に、会場はこの日一番の盛り上がりを見せた。

その後も、さまざまな新作を含む合計25作品の情報が発表された「Aniplex Online Fest2022」。最後は、SawanoHiroyuki[nZk]、藍井エイル、Aimerという超豪華アーティストによるステージで、合計5時間にわたる大ボリュームのイベントは幕を下ろした。

取材・文＝中村実香

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