花澤香菜が歌手活動に抱く思いを告白「『今の私が正解で最高なんだ』と思わせてくれる」

すっかり落ち着いた会場の空気を一変させる明るいMCでは、海外での入国審査や虫に遭遇した時の話など「ポーカーフェイス」にまつわる、クスッと笑えるキュートなエピソードを次々と紹介。再び温まった会場に向かって「じゃあ、はしゃぎパート行きますか!」と明るく宣言してから、ハッピーなポップチューン「Merry Go Round」がスタート。間奏部ではバンドメンバー紹介や観客とのウェーブなど盛りだくさんな一曲に。

ジャジーなサウンドが印象的な楽曲「LOVE IS WONDER」の終盤で一度ステージから姿を消した花澤は、鮮やかなピスタチオグリーンの振袖と赤い帯のコントラストが鮮やかな和服ドレスに着替えて再登場。「それでも歩は寄せてくる」のオープニング映像と共に「駆け引きはポーカーフェイス」を披露すると、この日一番大きな拍手が送られた。

ライブ終盤は、ゆったりとしたメロディーが心地よい「Nobody Knows」を皮切りに、ドラマチックなナンバー「ユメノキオク」や疾走感あふれる「SHINOBI-NAI」、そしてラップが印象的な「息吹 イン ザ ウィンド」やアップテンポなラブソング「We Are So in Love」を立て続けに披露し、会場を魅了した。

会場に足を運んだファン、そして配信でライブを視聴しているファンへの感謝を口にしてから、花澤は、「私にとって歌手活動というものは、私以上でも私以下でもない、この瞬間の"私"を見てもらうというすごく贅沢な場所なんですよね。普段、私はアフレコで別な人を演じるっていう、不自然で難しくて答えがない、でもすごく面白いことをやらせてもらっている中で、歌手活動は『今の私が正解で最高なんだ』と思わせてくれる場所で、そしてみんなの存在なんですよね。だから、尊いし、大切だなって思います」とメッセージを送った。そして、深い感謝の想いを込めるように「恋する惑星」を丁寧に歌い上げた花澤は、ライブ前日に「来てくださる方、あることをお願いするからスマホ充電してきてね」とTwitterに投稿していたことに触れつつ、スマートフォンのライトでステージを照らして欲しいと呼びかけると、客席は一瞬にして星空のように。反応の速さに驚きながらも「わー、きれい!」と大喜びしながら、アーティストデビュー曲「星空☆ディスティネーション」を届け、ステージを後にした。

この日のライブ用に作成されたTシャツとブラックのスリムジーンズに着替えてのアンコールは、2022年3月より始動したカバーソングプロジェクト「CrosSing」の一環で発表した、supercellの「君の知らない物語」のカバーからスタート。そして花澤が作詞を手掛けた「Moonlight Magic」で、スペシャルなライブは幕を下ろした。

この日の模様は全曲ノーカットで、さらに舞台裏映像付きで2022年12月にTBSチャンネル1にてテレビ初独占放送することが決定。花澤の澄み切った歌声と洗練されたサウンドが生み出す至福のひとときを堪能して欲しい。

取材・文=中村実香

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放送情報

HANAZAWA KANA Live 2022 "Pokerface"
放送日時:2022年12月4日(日)19:30~22:30
チャンネル:TBSチャンネル1
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

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