満28歳を迎えるBTSの最年長・JIN、自らワールドワイドハンサムと称する絶妙な存在感

ビルボードHot100(米シングルチャート)での首位獲得という歴史的快挙に沸いたBTSの2020年。11月に入ってからも、最新アルバム『BE (Deluxe Edition)』のリリースや、同アルバムのタイトル曲「Life Goes On」を世界初披露した「アメリカン・ミュージック・アワード」では2冠に輝くなど、輝かしいキャリアの中でも最高潮と言える活躍ぶりを見せている。

7人のメンバーたちの社会的影響力の凄まじさは、想像するに難くないが、特に12月4日(金)に満28歳を迎える最年長メンバー・JINを取り巻く兵役問題は、最も注目されているトピックで、ここにきて法改正による兵役延期も現実味を帯びてきた。年末は、韓国の音楽授賞式「MMA (Melon Music Awards) 2020」「2020 MAMA (Mnet Asian Music Awards)」出演等、多忙を極めるシーズンだけに、JINをはじめとするBTSメンバーへの注目度は増すばかりだ。

メンバーの長男としての話題も多いJINだが、その素顔は大らかで落ち着いた性格の持ち主。BTSの生みの親であるパン・シヒョクPD(プロデューサー)からは「とても常識のある人物」と評価されている。一方で、"ワールドワイドハンサム"を自称する意外な一面(実際に米サイト「King Choice」が実施した「2019年版 世界でもっともハンサムな男性」のランキングで1位を獲得している)や、投げキッスを連発する親しみやすい姿でも知られ、人間味ある振る舞いはメンバーたちからもイジられるほど。最年長でありながらもグループ内では屈指の"愛されキャラ"なのだ。

そんなJINの魅力が堪能できるバラエティ「ジャングルの法則」が、12月2日(水)からKNTVにてアンコール放送される。有名人たちがジャングルで自給自足の生活を送るという同番組の「コタマナド編」(2017年)に出演したJINは、過酷なサバイバル生活の中でもその気さくな一面を存分に見せつけている。

例えば、野宿でくたくたになった翌朝、共に過ごす仲間たちが疲労困憊といった表情の中、JINは突如「親父ギャグは好きですか？」と言い出し、クイズ形式でギャグを披露する場面も。周囲が唖然とする中、自分だけ楽しくなったのか、さらにギャグを連発して一人で爆笑。その何ともいたたまれない姿からか、周りも自然と笑顔を浮かべるようになっていった。

蚊にさされても「この唇が魅力であることを知ってくっついてきた」と、苛立つ状況にも負けず、軽口を叩くJIN。みんなに美味しいものを食べさせるため、魚を獲ろうと海に潜ると、頑張りすぎてか体調を崩し、ベースキャンプに緊急搬送される事態を起こしてしまう。ただ、そこでも申し訳なさから笑顔を浮かべるなど、ピリつく状況の中で明るく振る舞う健気な姿は、見ているだけでほっこりさせられてしまう。

弟たちを優しく見守る寛大さを見せつつも、時には子どものようにはしゃいで見せる。グループがうまく回るように、余計なエゴを捨てて振る舞うことができるJIN。年長者でありながら控えめな彼の絶妙な存在感が、BTSの世界的な成功の一因を担っているのかもしれない。

文＝HOMINIS編集部

この記事の全ての画像を見る