眞島秀和が初出演した「岩松作品」での驚きを語る!「稽古は日々得るものがあり、充実していました」

1年前に起きた1人の新人女優の死を巡る、映画監督と女優たちの愛憎と疑念を描く、岩松了さん演出の舞台「クランク・イン!」。眞島秀和さんが映画監督の並之木を、吉高由里子さんが若手女優のジュンを、そして秋山菜津子さんが大御所女優のゆずるを演じた。今回、眞島さんは"岩松作品"に初出演したが、知らない仲ではなかった。

M&Oplaysプロデュース 「クランク・イン!」
M&Oplaysプロデュース 「クランク・イン!」

「役者として何度も共演し、何を考えているか分からない人という印象でしたが(笑)、"役者"の岩松さんとは仲良しです。"役者同士"のときは撮影現場で『あそこのうどん屋さん、つぶれちゃったね』など何げない話をしていましたが、演出家としての岩松さんは違って、稽古場で目がピカッと光る瞬間を見ました(笑)。でも、稽古はキツいというよりも日々得るものがあり、充実していました」

しかし、物語の方は不穏な空気に満ちている。新人女優は本当に事故死だったのか、あるいは殺されたのか、その死因を疑う声が上がり、監督の女性関係も現場の空気を乱していく。そしてある日、クランクイン目前の現場に現れた若手女優のジュンが、その言動で女優たちの心をかき乱す。一人一人の思惑が見えづらく、観客になかなかしっぽをつかませない"岩松作品"。そこは演じ手にとっても同じで、理解するのは大変だったという。

「岩松さんの脚本は難解で、セリフも難しいですが、並之木については『こういう人かな?』というところまでは分かりました。かなり女優に手を出している人ですが(苦笑)、全てにおいて優先しているのは映画作り、という人物。物語の終盤でそのことがうかがい知れるセリフがあるのですが、舞台を見た知人は並之木のそのセリフを聞いて、ゾッとしたと言っていました。『みんな、映画に狂っている人たちなんだね』とも言われて、なるほどな〜と感じました」
 
別々の部屋にいる2組の会話が重なり合った末に一つのことを示唆したり、1度も出てこない人物が大きな存在感を示すなど、ギミックも多彩で緻密な演出が光る。そのためか、「見てくださった方から本当に異なる感想を頂く」と眞島さんも驚くほど、見る人によってさまざまな受け止め方ができる舞台になっている。

「ご覧になる方には、(劇中の)女優って怖いなと感じていただければ(笑)。今回、吉高由里子さんとは初共演でしたが、瞬発力のあるお芝居をされるまれな俳優さんでした。大御所から若手まで女優陣の芝居にもご注目ください」

ましま・ひでかず●1976年11月13日生まれ、山形県出身。李相日監督作『青~chong~』(1999年)の主演としてデビュー。以降、映画、ドラマ、舞台などで活躍。近年の作品に、映画『ある男』(2022年)など。

撮影=宮田浩史 取材・文=及川静 ヘアメーク=佐伯憂香 スタイリスト=momo 衣装協力=suzuki takayuki

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放送情報

M&Oplaysプロデュース「クランク・イン!」

放送日時: 2023年2月26日(日)16:30~
チャンネル:衛星劇場

M&Oplaysプロデュース「家族の基礎~大道寺家の人々~」

放送日時: 2023年2月26日(日)12:30~
チャンネル:衛星劇場

Answer~警視庁検証捜査官(全9話)

放送日時: 2023年2月11日(土)15:00~
チャンネル:映画・チャンネルNECO

※放送スケジュールは変更になる場合があります

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