横浜流星の恋敵を演じる中村倫也に沼る人も続出!恋の四角関係がもどかしいドラマ「はじこい」

(C)持田あき/集英社・TBS・K-Factory

高校時代、同級生だった順子に勉強を教えてもらっていた一真は、鈍感な順子曰く「これまでの人生で唯一、告白された男子」。2人は一真が教師をしている高校で再会することになり、連絡先を交換。それがきっかけとなり、時々、一緒に飲む仲になる。

普段は眼光鋭く、授業を聞かない生徒たちにも舐められないような迫力を持つ一真。しかし、由利の東大チャレンジを心配しすぎて悩む順子の頭を撫でて「幸せが何かなんて幸せな時は考えないからな」とさりげなく名言を言ったりと、実は優しく、中身もイケメン。自身が結婚していることも、妻に離婚を突きつけられていることも包み隠さずに話す裏表のない性格だ。これまでも演じる役によって、いくつもの顔を見せてきた中村だが、男気があり、同性からも一目置かれる一真を演じる時の中村は、一挙一動が格好良く、心を奪われる。

■横浜が演じる由利に嫉妬されながらも余裕のある大人の優しさを見せる

(C)持田あき/集英社・TBS・K-Factory

初恋の人である順子に再会し、再び心を惹かれる一真。順子と2人でいるところを由利に見られて敵意の視線を向けられた時も、自分も内心、由利に対して嫉妬を覚えた時も大人の余裕を忘れず、だからといって順子への気持ちを押し殺したりはせず、いつだってストレートに順子に向き合う。放課後まで残って勉強している由利にパンと牛乳を差し入れ、恋や家族のことで心が揺れまくっている教え子を心配して「お前はお前のために東大に合格しろ。エリートポンコツになんか負けやがったらタダじゃおかねえからな」と喝を入れる。

三角関係ならぬ"四角関係"に発展する恋模様の中で、一途な由利も、告白できない雅志も、真っ直ぐな一真も、誰もが順子の幸せを願っているのが本作の切なさであり、清々しさ。登場人物たちの人生を動かしていく陰のキーパーソン的な役割を果たしている中村の演技に注目だ。

文=山本弘子

この記事の全ての画像を見る

放送情報

初めて恋をした日に読む話
放送日時:2023年4月12日(水)18:00~
チャンネル:TBSチャンネル2
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

詳しくはこちら

キャンペーンバナー

関連記事

記事の画像

記事に関するワード

関連人物