米倉涼子演じる天才外科医の決めゼリフに注目!型破りなヒロインを演じる「ドクターX~外科医・大門未知子~」

(C)テレビ朝日

未知子は、怪しい元外科医・神原晶(岸部一徳)が仕切っている"名医紹介所"に所属するフリーランスの外科医。派手なミニスカートにピンヒールを履き、白衣をはだけさせて着ているため、周りの医師たちには白い目で見られている。手術以外のことは「いたしません」が口癖で、定時にはさっさと帰り、相手が病院の権力者だろうが、態度を変えることはない。カンファレンスで疑問があれば手を挙げ、難易度の高い手術方法を提案し、どよめく中でも臆せずに「私、失敗しないので」とクールに言い放つ。履歴書に書かれている趣味と特技は"手術"で、何日も手術をしていないと手が震える禁断症状を起こすほどの天才紙一重タイプである。

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オペが終わった後、コップにガムシロップを10個入れて飲み干すシーンがあるが、これは実際にそういう医師がいることを知っていた米倉自身が提案したもの。鮮やかな手腕で失敗が許されないオペに挑む米倉のエッジの効いた視線、演技がとにかくかっこいい。

■クールな未知子がプライベートで見せるチャーミングな顔も人気の秘密

病院では滅多に笑顔を見せない未知子だが、プライベートではマネジメント役の晶とフリーランスの麻酔科医・城之内博美(内田有紀)を信頼している。特に晶とは遊び友達のような関係。家に帰ると麻雀に熱中し、一緒にクラブで踊ったり、卓球でストレス解消したりと、冷静沈着なオペの時とは対照的に、感情豊かな一面も。負けると子供のように思いきり悔しがったり、食事の時には大好きな肉を頬張ったりと、チャーミングな顔を見せる。

2013年に放送されたシーズン2では、大帝都医科大学付属病院の本院に未知子が乗り込む。外科統括部長の蛭間(西田敏行)と内科統括部長の馬淵(三田佳子)のドロ沼のような争いや、第二外科のイケメン講師・近藤(藤木直人)と教授・海老名(遠藤)らの水面下での出世レースも描かれる中、権力にもお金にも興味ゼロの未知子は、フリーター呼ばわりされながらも凄腕を発揮していく。

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危機的状況に立たされても病院では絶対に感情に振り回されない未知子が最終話で初めて見せる表情や行動も、米倉の俳優としてのブレない演技と人間的な魅力があってこそ。大ヒットの秘密がわかる、その演技にも注目して見てほしい。

文=山本弘子

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放送情報

ドクターX~外科医・大門未知子~(2013)
放送日時:2023年7月6日(木)9:50~※毎週(月)~(木)放送
チャンネル:テレ朝チャンネル1
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

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