原田知世、織田裕二、中山美穂らが出演！バブル感漂う「ホイチョイ・ムービー」の魅力

同じく湘南を舞台にした「波の数だけ抱きしめて」(1991年)はこれまでのスポーツ路線からノスタルジー路線へと舵を切った異色の1作。織田裕二と中山美穂の共演により、若者たちが切ない大学時代を振り返るという群像劇だ。

ミニFM局を題材に、自分たちのミニFM局を運営する大学生の正明(織田)と思いを寄せる真理子(中山)との恋模様が語られていく。そんなノスタルジックな物語を支えるAORナンバーをはじめ、当時のカルチャーが満載。日に焼けた中山のサーファーカットなど、ホイチョイらしいディティールへのこだわりも圧巻で、80年代の初期の空気感が詰まった作品としてヒットを記録した。

ファッションや音楽など80年代カルチャーリバイバルが起こるなど、ここ数年レトロな物への注目の視線が注がれているだけに、懐かしい空気感が楽しめるこのシリーズは今こそ見ておきたい作品と言えるだろう。

文＝HOMINIS編集部

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